憲法改正論議が本格化しようとしている。



一番熱心なのは?産経新聞か・・・^^;



護憲派をこき下ろしているようだが、そこまでして改憲する目的は何なのだろうか?



最終的に9条を改正し、海外派兵をやることである。アメリカから頼まれてのことだろう。改憲派の多くは、



>(現行憲法は)連合国軍総司令部(GHQ)の憲法も国際法

>も全く素人の人たちが、たった8日間でつくり上げた代物だ



というのが定説になっている。だが、例えば最終的に変えたい9条の戦争放棄という発想。これは諸外国では思いつかないのである。それは、同じ第二次大戦の敗戦国であるドイツを見れば分るだろう。日本と肩を並べる、いやそれ以上のことをやっていたドイツでさえ、憲法に戦争放棄などという発想を謳ってない。独立国として存在するには戦争放棄を謳うことは現実的に不可能なのである。



あの永世中立国を謳うスイスでさえ軍備を有している。だが、終戦の敗戦国とは言え、少なくとも日本においては終戦から9年近くは自衛隊すら有していない国であったというのは、ある意味奇跡ではないかと思う。安保条約さえ終戦から6年後に結ばれている。1950年に朝鮮戦争さえ起こらなければ、恐らく、今でも自衛隊さえ持たない国であったに違いない。



よく、日本人を平和ボケと揶揄する声があるが、まさしくその通りである。戦争放棄という平和ボケを唱えられるのは、世界広しと言えども日本人しかいない^^;



つまり、間違いなく現憲法は日本人の作文である。だが、それをGHQに作らせたとしているところが凄いのである。もし、あの当時、日本人の作ったものであれば、少なくとも日本人は受け入れなかっただろう。当時の権威であるGHQが押し付けたということで初めて認められるのである。それほど、敗戦国に権威はないのだ^^;



そして今、改憲派たちが憲法を押しつけと揶揄している。まさに滑稽としか言いようがない。



つまり、本当にアメリカの言いなりになっているのは改憲派である。



今、憲法を改正する必要はないだろう。むしろ、これまでいい加減にしてきた憲法をキチンと守るべきである。個人の主権が憲法に記されているように、国の主権も憲法に記されている。日本が世界で果たす役割を明確に記している。他の国の憲法は見たことないが、大体が自国のことばかりであろう。



日本は、世界で果たす日本の役割を前文でしっかりと位置づけ、それに見合った憲法にしている。世界から戦争を無くす!きっと、これを為すことが出来るのは日本をおいて他にないだろうし、その責任と意思を憲法は世界に向けて発信しているのだ。



仮に、うまく9条を改正して、世界の紛争地域に自衛隊が派遣できるようになった場合、一体誰がいくのか?



戦争とは言うまでもなく、人を殺すことを正義にしている戦いである。これの正当性を主張する論理に耳を傾けてはいけないだろう。それは、あなたに殺人をさせることを意味するし、あなたが殺人という行為によって殺されることに同意したということになる。



原爆を二発も落とされなければ敗戦を受け入れなかった国だからこそ決意した憲法である。それを平和ボケと揶揄するのか、それとも自分たちの使命として引き継ぐのか。もしかしたら、この問題は日本一国の問題ではなく世界を戦争から守る最後の砦なのかもしれない。



遠い将来、この動きは誰が仕掛けたのか?ということが分る日が来るかもしれない。きっと、それによって引き起こされることがそれを証明してくれるだろう。しかし、分った時には既に遅いというのが世の常である。