戦後の日本を大きく成長させた産業は、鉄鋼・造船・自動車・電機などである。


これらの産業の成長が止まることによって経済も停滞している。新しい産業とは、雇用創出なのである。これまでになかった雇用が生まれれば、経済は発展するという歴史がそこにはある。


では、この先そういう産業があるのだろうか・・・・そういう産業はなんなんだ・・・ということに皆大いに関心を寄せているし期待しているが、半面、そういうものはないのではないか。という不安がある。


その一方で、コンピュータの登場により、人々の雇用機会はどんどん減っている。恐らく、日々減少しているといっても過言ではないだろう。仕事をしないと生きていけないと思っている人間には死より恐ろしい恐怖であるに違いない。


そうやって、脅かされると見えるものが見えなくなるのである。焦ると脳が働かないのだ。今、人類はそういう状況に置かれているのではないだろうか。


しかし、冷静に考えて欲しい。一体、これまでに発生した産業は、何のためにあるのか?ということを・・・・


全ては、人を豊かに快適にするために発生したものであり、それを作る産業であったはずである。別に、自動車に乗るために人間は生まれてきたのではない。テレビを見るために生まれてきたのでもない。コンピュータ技術だって同様である。


そして、今、我々人類が不快に感じるものは何なのか・・・・これを改善するのが次世代産業ではないだろうか?


今、我々には一体何が不足しているのか?時代というものは、その質問を人類に繰り返すのである。その回答を間違うと不幸になるのである。多分、我々の先祖もそうやっているはずだと私は思う。だから、今、我々はここに存在するのである。


質問に対する答えは、常に今、この現実にあるのではないのか?しかし、足りている部分を見てもそこに答えはないはずである。ガソリン満タンの車が動かない時、我々は、何を考えるのか・・・まさか、ガソリンを買いに行く人はいないだろう。