今の世の中相当に無理をしている。


無理(むり)が通れば道理が引っ込む という言葉があるのを知っている人は多いと思う。


だから、世の中がおかしくなるのである。指導者たちの能力が低いと、我々下層にいる人たちは無理を強いられる。相当無理をしなければ、自分たちが生きていけないからである。その無理に支えられれて指導者たちは安穏としていられるのだ。


それを自分たちの力でうまくやっていると思い込む。しかし、その無理が祟って今やどうにもこうにもならない状態に陥っている。だから、指導者たちは何をどうして良いのか分からないのである。無理の限界を超えた国民と、道理を知らない指導者では、うまくいくはずもないのである。


国民は充分に頑張っている。いや、頑張りすぎているのである。これ以上無理をすると人が壊れてしまう。そのことを皆が知るべきではないだろうか。今、私たちに襲い掛かっている恐怖は、恐怖でもなんでもない。そのことを教えようとしているのである。


何をどうして良いか分からない人は、素直にそれを認めなければならない。分からないのに分かっている振りをするから事態は余計におかしくなる。人は神ではない。全てのことを一人で解決できるわけではない。自分に分からないことはきっと他の人が分かるのである。


それをわきまえている人が大人だと言えるのではないだろうか。自分を知ることで世界は見えてくる。自分が見えない人には世界は見えない。多くの国民の無理によって築かれた幻想によって、自分が見えない世界が見えない人がこの世をリードしている。


だから、国民は無理をしてはいけないのである。国民が無理をすれば道理が引っ込む。道理が引っ込んだ世の中で国民は苦しむことになるのである。


危機的状況は、国民に更なる無理を強いてくるが、それに従う限り道理は見えてこないのである。