今一番注目を集めているのは詐欺師である。毎日毎日詐欺のニュースには事欠かないのである。
しかし、ニュースに出ているのはお子様詐欺みたいなもので、氷山の一角中の一角であろう。見つかるような詐欺を本当の詐欺とは呼べないのである。騙しとおしてこそ本当の詐欺と呼べるだろう。
人を騙すには一体何が必要なのか。少なくともバカな人間は他人を騙す事は出来ない。最低条件として賢い人であることが必要である。日本で一番賢いと誰もが認めるのは誰だろうか。それは教育の大本山「東大」であろう。
人並み外れた知能の高さは、人を騙す為に最も必要な能力である。そして、彼等の多くは何処へ行っているのか。その多くは大学と残りが官僚である。つまり、大学と官僚には大勢の詐欺師がいる可能性がある。
それは頭の悪い私の偏見であると多くの人は言うかもしれないが、詐欺師がどういう能力を必要とするかを突き詰めるとそうなるのだから、それは素直に受け入れるべきではないかと私は言いたい。あんなに頭が良くて詐欺なんかするはずもないと思うこと自体が私は偏見であると思う。
詐欺事件の被害者の多くは、巧妙な手口に騙される。もちろん、それは巧妙でもなく単純な手口であり、だからこそ被害者が被害に気付き憤りを覚えるのである。何故、あんなに単純な手口に引っかかったのかと^^;
本当の詐欺師は、被害者に騙されたことすら悟らせないのである。それが出来るのは人並みはずれた知能が必要であることは言うまでもないのである。
そして、本当の意味で他人を騙す為に必要なことがもう一つある。それは、まず自分を騙すことから始めなければならないということである。人には多かれ少なかれ良心というものがある。騙されると辛い思いをする。騙す方とて人である以上、更には頭が良ければ良いほど、その感情を理解できるのであり、その感情に押しつぶされる可能性を持つのである。
従って、その感情を吹き飛ばす為には、時には大義名分であり、時には詐欺ではないと自らを思い込ませるしか詐欺を貫徹させる方法はない。
そこで、一番使われる大義名分は「あなたのため」という言葉である。それは、時には「社会のため」であり「国民のため」であり「国家のため」であり「未来のため」「人類のため」「地球のため」とありとあらゆる変化によって作り出されるのである。
そして、今ひとつは道徳教育で行なわれる「滅私」というプログラムである。公を意識させることによって個を抹消すれば、人は人として個を持たなくなる。それは言い換えれば個人の感情を持たないことであり、極論で言えば人でなくなるということである。
人並みはずれた知能と人でなくなった人によって、完璧な詐欺が行なえる環境を手にすることが出来るのである。その昔、日本は特攻隊という世界を震撼させた兵士を作り出したのだが、これも一つの詐欺事件と呼べるかもしれない。
問題は、これらの詐欺師たちによって一体誰が得をしているのかだろう。それは、結果として今現在あるものである。あるものだから誰にでも見えているはずであるから、あえて言うまでもないだろう。
しかし、今、子どものような詐欺犯罪が、完璧な詐欺にヒビを入れようとしているのは確かである。蟻の一穴という言葉の通り、大きなものも小さな綻びから崩壊することがある。それを恐れている人たちは今、必死にそれを取り繕うと働いているのかもしれない。
正直に生きるより、嘘をついて生きるほうがとても労力がいることであり疲れることである。一つの嘘は無限大の嘘を必要とし、その嘘を維持する為には途方もない労力がいるのである。
今、人々が幸福になれないのはそのためであると私は思う。