世界恐慌 というのを改めて調べてみると、今の状況はあの時期よりも遥に大きなダメージを受けているような気がする。それでも、恐慌へとはならないのは何故なのか・・・・
世界経済をリードする国々が一致団結して公的資金の投入に踏み切ったからであろうか。「金融危機悪化は回避へ=欧州の対応評価-IMF 」などを読むと一応功を奏しているような気もする。しかし、今、金融危機が実体経済の悪化に及ぼす影響が心配されており、それによっては更なる金融危機も起こりかねない状況であるように思われる。
金融危機は何故起こるのかといえば、実際に動くお金と現存する貨幣の量が明らかに違うからというのが根本的な理由であるらしい。それを支えているのが信用であり、信用が壊れると一気に、その問題が表面化しパニックになる。こうした状況は、ほぼ10年周期で訪れていると書いてあった。
しかし、今回の金融危機は明らかにこれまでとは異なるような気がする。事の発端は、ご承知のようにサブプライムローンの破綻である。そして、その債権が証券化されたことで世界に飛び火したというのが実態のようである。
前にも書いたように、そこには市場拡大という経済原則から生まれた発想がある。それほど無理な拡大をしなければいけないほど実体経済は厳しい状況にあったということであろう。そこに何とか光明を見出そうとしたというのが真実であろうと思いたいが、実際は金儲けのためなら何でもやるという発想に違いない。
いずれにしても、実体経済の下降は止められず、ILOでは09年末までに2000万人の失業者が出ると予想している。新しい産業の創出が叫ばれる中、資本主義の限界・終焉を見ている我々にとっては、明るい希望を持ちづらい時代となっているようだ。
つまり、全ての状況が悪い上体において、世界恐慌が何故起きないのかを今ひとつの面から考えれば、一つには銀行のシステムの充実があるかもしれない。今や現金を必要としない時代になっている。公共料金から税金まで、殆ど全ての支払はデータで行なっている。もちろん、サラリーマンの給与もである。
昔と比べて大幅に変わっているのはそこではないかと思う。現金の要らない社会。それは実体のない経済を容易に作り上げることも可能である。つまり、様々なバブルを作り出す要因を秘めているといえるのではないかと思う。
その被害を多くの人達が受けるのであるが、その多くの人たちは現金を必要としていない。だから、恐慌という状況に陥らないのではないだろうか。銀行を信用しているのでもなく、通貨を信用しているのでもなく、ただお金を必要としていないという状況があるからではないかと思う。
一般庶民は、給与の振込みがあってから多くの現金を引き出して何かをするというよりも、全自動で様々な支払に回るデータを記帳して確認するという作業をしているに過ぎないのである。そう思う人が多いのではないかと私は思う。
しかし、日本でもそうでない一部の人たちは何をしているかといえば、今も昔もタンス預金である^^; 聞くところによると、その総額何と30兆円を超えるそうである。いかに高齢者がお金を持っているかという証であろう。
お金の話で恐縮ですが、お金はたくさん稼ぐからたくさん溜まるのではない。お金を貯めるには使わないこと。これが大原則であるそうです。経済とは、お金の流れであり、一番お金を持っている人が一番使わないのであれば、経済が活性化しないのは当然の事なのかもしれません。
振り込め詐欺をけしからんと言う人も多いですが、私から見ると振り込む金額を持っていることが凄いと思う次第です。
いずれにしても、世界恐慌が起こるとか起こらないとかいうレベルではなく、世界中の人が豊な暮らしを出来るように経済を発展させ続けていかなければならない。これが私たち人類に課せられた宿命であると私は思います。