資本主義が終焉を迎えているというのは以前にも説明した通りです。では、その次はどうなるのか・・・・
資本つまり「お金」を主体とした経済から、「人」を主体とした経済に変わっていくのではないかと私は思います。
お金を主体にするから人が苦しむ。人が作る社会は人が中心であらねばならない。
人類は物心ついたときから、普遍的な価値を追い求めるようになった。その思いが宗教を生み出し、経済を発展させてきたと思うのです。それは、生きる糧を求める行為であり、人がそれ無で生きていけない証であろうと思います。
しかし、実態はどうなのかと言えば、人を本当に支えているのは人である。宗教や経済では無いのです。生きていくために食べ物を得る手段として経済が発展し、多大なる恩恵を受けてきました。でも、今や経済とは実態なき架空の存在となりつつあります。
私たちが日々生きる行為の中に存在する経済と、世界を動かす経済は全く別物へと変異していった。全ては「効率」のなせる業であろうと考えています。実体経済を動かす架空経済によって、今や価値観が壊されようとしている。
一生を掛けて築いてきたものが一瞬にして消えてしまう。恐らく、多くの人々は不安に慄いている事でしょう。何故そうなるかを考える時であると私は思うのです。
皆さんの日常の生活で最も重要なことは何なのでしょうか・・・・これが難しいと考える人は、逆を考えれば良い。つまり、皆さんの日常生活で最も悩ましいことは何なのか・・・・
もちろん、こういうご時世ですから経済的な問題が大きいと答える人が多いと思いますが、何故それが問題かと言えば、自分が生きていけないからと答える人よりも、家族を守れないからと答える人が多いのではないかと思うのです。
つまり、掘り下げていくとお金に不安を持っているのは、その先にある家族であると私は考えています。資本主義という経済は、いやお金という価値は実は人が家族を守りたいという思いを汲み取ってきた価値ではないかと私は思うのです。
私は資本主義経済に問題があると思ってはいません。私たち人が生きるために、その役割が今終わろうとしていると感じています。人に起こる悩みや問題とは、現状が抱える本当の問題に気付くまで続きます。それを一般的には試練と呼ぶのでしょうが、それは決して悪いことではないと思っています。
人に起こる問題とは、人がより良く生きていくために必要な問題解決を迫るということ。従って、一番大事な事は問題は何なのかを見極めることだと考えます。それを見誤ると対応が違ってくる。その対応の間違いが新たな問題を引き起こすことになる。
問題解決をして新たな問題が生じるということは、本当の問題に気付いていない証拠だと思うのです。
私たちは常にそのことを問われている。恐らく今、資本主義の終焉を何となく感じる人がいても、それを認めることが出来ない現状があると思われます。それは資本主義が手段ではなく目的となっているから生じる現状であり、それを手放すことで全てを失う恐怖が根底にあるように思われます。
私は、恐怖とは無知が与える感覚であり、全ては知ることによって解決すると考えています。それを勇気と称する人もいますが、それほど大層なことではなく、肩の力を抜いて自然体であることが全てを見極める為に最も大切な事ではないかと考えています。
常に落ち着いて冷静に物事を見ていく。全ての物事は一つの原理と関連性を持って動いている。恐らく、その原理が普遍的価値であり、地球という星を動かしているものであると私は思っています。「本当に大切なものは何なのか」人類が常に問われ続け、そして今も問われているのは、恐らくそのことであろうと思います。