地球環境問題を語るとき、人が自然を壊しているという言葉を耳にすることが多い気がする。
しかし、人というものは自然の産物であり人そのものが自然であると私は思う。
人と自然の共生という言葉が難しそうに語られるが、それは難しくもなんともない現実である。
では、何故それが難しく見えるのだろう・・・
それは人の勘違いから始まっているように思える。
美しい自然とは一体何か・・・・それは様々な植物や動物が共生していることにある。
全ての植物や動物は自己本位である。自ら生きることしか考えていないのである。いや、別に考えなどないから人から見てそうであると言えるだろう。
ところが人間社会はどうだろう。やれ他人に迷惑を掛けるな・・・だとか、やれ勉強しろだとか、やれ働いて稼いで来いだとか、到底自分本位で生きれない社会というものを形成している。
そういう社会があるから、自然では本来生きれない人々でも力を合わせて生きていくことが可能なのである。
では、社会は何で支えられているかと言えば、今やお金である。お金を得る為に様々な犠牲を強いられるが、そのお陰で衣食住の環境を得られて人生を築けるのである。
つまり、このことが自然と人間の大きな違いである。そして、お金の問題が自然を破壊している。言い換えれば、お金が自然に反した指令を出しているのではないだろうか・・・・
我々人間は、自然と生きていける素質をもっているが、自然に反するお金の流れがそれを妨げているということだ。ならば、それは人に問題があるのではなく、お金の流れに問題があると見るべきではないだろうか。
人にとって、お金の流れとは自然の流れと同じくらいの力を持つ。だから、誰もお金に逆らうことは出来ないのである。これまで人類は見事に自然と調和して生きていきている。自然との調和を逸脱し始めたのは、資本主義経済というお金の流れが自然に対抗し始めた時期からに過ぎないのである。
だから、お金はだめだという意見もあるが、それは違うと思う。お金の流れを自然と同じように変えれば、人と自然の共生は元に戻るのではないだろうか。前にも書いたように、お金とはこの世で唯一無限に存在するものである。
自然でさえ有限であるのに、それを超える存在になってしまったのがお金である。今や、お金で自然を守ることも可能なのである。我々は、このことを再認識しなければならない。