福田総理の突然の辞任は世間を大きく騒がせてしまった。

官房長官が、総理を支えられなかったとぼやいていた。


政は一人で行なうものではない。スポーツで言えばチーム競技と同じであると思う。

どんなに優れた指導者がいても内閣が一つのチームにならなければ成果は上げられないと思う。


自民党で言えば派閥はあるが、あれはチームではない。単なる大臣推薦組織である。寄せ集めの大臣が集結したところで、内閣としてベストパフォーマンスを取れるはずもない。


政治家になる以上、いずれは政権を担いたいと思うはずである。そう思うから政治家を目指すのであり、ならば常にチームを意識すべきではないかと思うのである。自分が総理になりたいのであれば、自分のチームを作る必要があり、そうでなければ誰かのチームで担当したい大臣の役割を意識すべきである。


行政組織であるから、当然、そこには官僚も加わる必要がある。課長級以下の若手がチームに加わり常日頃意見交換や具体的な政策論争を行い、現政権が行なう政策についても成否を見極めるべきであろう。


そういうことを数年、数十年の時間を掛けて行い、チームワークを作り上げることが将来の政権を担うために必要なことではないだろうか。内閣チームの相互理解と目標設定がキチンと出来なければ、内閣が力を発揮することは出来ないだろう。


いきなり総理になり、いきなり大臣を決め、いきなり官僚と話す。それまでに話したことはあるだろうが相互理解も目標設定も出来ていない状況で内閣は国家を動かす行政を行なっている。それでも国は回っているから誰も疑問を持たないのだろうが、そんなことで動かせるほど国家と言うものは単純ではないと思う。


そういう幼稚な政治のツケを払っているのは、私たち国民である。しかし、国民はそのツケを払うことをさほど苦にしていないようだ。政治家や官僚が悪いと批判するだけで満足していることに一番の問題があると思う。


批判するだけで済んでいる環境があるからだと思う。ある意味、日本とは本当に恵まれている国だとつくづく思う。しかし、その余裕はだんだんなくなってきている。そのことに気付き始めている人が増えているような気がするのだが・・・・