掲示板で、体罰に論じていたので、改めて体罰反対を述べたいと思う。


体罰を反対する最大の理由は・・・


人は体罰を受けて「すみません」とは決して思わないという点である。従って、逆効果こそあれ狙う効果が絶対に上げられないということである。


悪いことをしてスマナイと思う事はあっても、それは体罰を受ける前に既に思っていることであり、叩く事に意味はない。仮に悪いと思っていない場合には、叩かれても悪いと思うケースは殆どない。


人間感情からしたら、痛いという感覚が残るだけである。それに対して、ムカッとするか受け入れるかは、その時の状況と個人の性格の違いにあると思う。


皆さんは、パブロフの犬というのをご存知だろうか・・・・多くの場合、人をパブロフの犬に見立ててくり返し体罰を行なうのである。所謂、条件反射である。


気持ちは分かるのだが、生きていく限り、この条件というのは無限大にある。一つ二つの条件しかなければ、体罰による抑止効果も期待できるが、無限大にある条件を考えると、体罰によって軽減できる被害を想定する方が難しいのである。


従って、一番重要なのは考えさせる習慣である。色んな状況や自分や他人の感情など、行動を起す際に色々考えていく習慣である。考えなしの行動は、大きな問題になったり失敗の原因にもなる。もちろん、失敗を恐れる必要はないが、余計な失敗を減らすことは時間を有効に使う意味から重要であろう。


更に問題なのは、体罰を下す時には冷静さを欠いていることが多いという現実である。つまり、教える側に冷静さがなければ客観性に欠け、指導を誤るリスクが高いのである。


人は知性や理性によって動くものではない。常に、厄介な感情という奴に支配されがちである。それをいかに制御できるかが大きなポイントになる。うまくコントロールできるようになれば人生危からずなのである。


そのために、くり返しくり返し訓練しなければならない。非常に、根気と時間の掛かる作業である。親にしても教師にしても、願うの子どもの幸せである。幸せとはなんなのかと言う問いに答えることなく進むことは出来ないかも知れない。