ゆとり教育が学力低下の原因だということで、ゆとり教育を止めて教育方針を大きく転換しようとしているようです。


果たして本当にそれで良いのでしょうか?何故、ゆとり教育が始まったのかということを考えないといけませんが、(「ゆとり教育がもたらせたもの 」)をざっと見てみると、いかに教育行政がなっていないかが分かると思います。


詰め込み教育や受験戦争に問題があることに端を発しているようですが、そうしたことは教育の問題ではなく、企業ニーズの問題であるはずです。本来、国家が教育を行なうということは、主権者たる国民を育てるということに他なりません。


戦前の教育を見れば分かるように、帝国主義を叩き込んだではないですか。だから、国民一丸となってあんな戦争をやってしまった。もし、本当に反省をしているなら、国民主権の国家としてやるべきことは、主権者たる国民を育てることにある。というのが道理ではないかと思うのです。


国家に支配される国民ではなく、国家を動かす国民を育てなければ、この国は立ち行かなくなる。そう憲法に書いてあると思うのですが・・・・


あろうことか、戦士を作る代わりに企業戦士を作る方向に舵を切っている。国家を牛耳っている人たちは、この時代になっても国民に支配されたくないのでしょうね。国民が支配する国家では立ち行かないと思っているのだと私は思います。


その根本的なことがおかしいからこの国はだんだんおかしくなる。


明治維新のころを日本古来だと思い込んだり、武士を日本人の本質だと思い込んだり、全くもって見当違いもはなはだしい。西洋人に対するコンプレックスがそうさせるのか、はたまたアイデンティティを持ってないことが露呈するのが怖いのかは知らないが、もっと未来の日本という国の行く末を真剣に考えて欲しいと思います。