「ガマンする事を美徳」とする価値観があります。
結論から言ってしまうと、
僕はこの価値観が嫌いです。
こう書いてしまうと、僕の事を
「コイツ、最低だ!」「ワガママな奴!」
と感じる人も少なくないでしょう。
でも、「ガマンを美徳」とする考え方には
間違いなく大きな落とし穴があります。
皆さん、ビックリするほど気付いてない様ですが。
多くの人が「ガマンを美徳」とする理由は簡単です。
ガマンする方がしないよりも、ずっと難しいからです。
特に若い人達は、自分のガマンが足りなくて
失敗した経験をしているので
「ガマン出来る人は大人」
「ガマン出来る人間になりたい」
と考えがちです。
勿論、この考え方は正しいのですが
大切なのは、その程度です。つまりバランス。
この勘違いは「やせてる方が美しい」という
馬鹿げた勘違いに、良く似ています。
「やせれば、やせるほど綺麗になる」
そんな勘違いをしている
若い女性もまた、ビックリするくらい多い。
実際、標準体型ぐらいの若い女の子が
それより少しやせると綺麗になります。
ここで「やせる=綺麗になる」という
馬鹿な勘違いをするのですが
言うまでもなく、痩せすぎた女性は
美しくもなんともなく、むしろ気の毒です。
ガマンする事も基本的には同じです。
「過ぎたるは及ばざるが如し」です。
やせすぎた女性に問題がある様に
ガマンしすぎる人間にも、本当は問題があります。
世の中には信じられないほどワガママな人間がいます。
「オマエ、今まで、どうやって生きてきたんだ?」
「何で、そんな自分に都合が良い勘違いができるの?」
と心の底から叫びたくなる人間がいます。
そういう人間が存在するには、
ある要素が絶対に必要です。
そのワガママな人間の友人、恋人、家族の中に
「その人が何をしようと否定しない人間」
がいるという要素です。
例えば、その人間が二十歳ぐらいの男だった場合、
その「何をしようと否定しない人」は母親である事が多い。
そういう馬鹿の母親は「歪んだ理想の母親像」を持っていて、
息子を溺愛するあまり、何も息子を批判しません。
しかし、結果として、そうやって育った息子は
社会性を欠いた存在となり、人生で大変苦労します。
言い換えれば母親がガマン強いからこそ
息子が人生で重大な損をするのです。
こういう母親は多くの場合
周りの人には高く評価されています。
「いつもニコニコしていて、人の悪口を一切言わない」
「どんな無理な事を頼んでも、決して断らない」
でも、本当はこんな人間、全然いい人ではありません。
間違いなく、その男をワガママにしたのは、その母親で
そういう意味では、その母親もまた
社会にとって問題のある存在です。
今回、例に挙げた母親と馬鹿息子のケースは
誰にでも分かる「バランスを欠いたガマン」ですが
全ての人間関係において
「どこをどれだけガマンするかは」は
自分自身でコントロールしなければいけない要素なので
誰であっても、気付かないうちに
恋人、友人、職場での人間関係において
ガマンしすぎたり、ガマンが足りなかったり
バランスを欠いてしまってる可能性があります。
この時、重要なのは「バランスを欠いた状態」というのは
誰にとっても実は損しか無い、という事です。
ガマンしすぎる事は相手をワガママにしてしまう
可能性がありますし、
それ以前に、自分にとって大きなストレスで
場合によっては自分の心を壊してしまう可能性すらあります。
こんな時、周りの人は「心が壊れた人」を同情しがちですが、
冷静に考えれば本人に、かなりの責任があるのは明確です。
(ガマンしすぎてしまってる事が原因の場合)
ちなみに、僕は一般的な人と比べて、
かなりガマン強い方です。
若い頃は僕も「ガマンを美徳」と勘違いしていたので
そうとうガマンをしてました。
でも、ガマン出来るだけガマンした事のある人間から
はっきり言わせてもらいます。
「行過ぎたガマンは美徳でも何でもない!」
この記事を最後まで読んでも
僕をただのワガママと感じる人もいるでしょうが、
そんな人には、これ以上の説明をしても無駄でしょう。
そう感じる人はガマンが足りなくて失敗を繰り返してきた人に
間違いないでしょうし、
そういう人は当然もっとガマンするべきです。
アナタはこの記事を読んで、どう感じましたか?