前回からの続き……

 

先ずは、その腐敗物を片付けなければ始まらないわけで。

メンバーはリーダーを含めて、3人。私ともう一人。

そのうち、調理場担当としていったのは、リーダーともう一人。

という事で、腐敗物の大まかな処理は調理場担当の二人が進める事に。

といっても、私も何もしなかったわけではないので、腐敗物を二重にした厚手のごみ袋に入れて外へ出し、周りをシートで囲い重しを置いて匂いとかカラスの攻撃を受けないようにしたり。

 

自然に囲まれた礼文島最初の仕事が、腐敗物処理とは。

美と相反するものの、共存を意識しながら人間の罪を感じる。

とかなんとか、哲学的な事を言ってないとやってられないわけで。

一通りの腐敗物廃棄が終わったら、その先がもっと大変でした。

札幌あたりだと、処理業者は費用さえ掛ければどうにかなるものですが、離島となるとそうもいかず、簡単には手配できないわけで。

それでも時は進むわけです。

よって、経験豊富なチームリーダーの指示のもと、冷蔵庫掃除が始まるのでした。

(新しい機材を手配するとなると、もっと時間や費用が掛かるわけで、離島は手間賃や送料というものが結構な料金を発生するわけで)

 

腐敗物を二年間も放置しておくと、冷蔵庫の中の匂いもそう簡単には取れるわけもなく、洗浄、漂白、乾燥のフローを何回ともなく繰り返し、そして一週間位を過ぎたころやっと使えるかな、という感じになっていきました。

本来、常設型でなければ廃棄という選択もあったのでしょうが、業務用の4枚型のコールドテーブルや冷凍庫は、そう簡単に破棄と言う訳にもいかず、また、前出で述べた通り新しいものを手配するのも時間と経費との戦いとなるわけで。

そんな事情もあり清掃業務は進んで行くのでした。            

                                                       つづく

        

それでは話の続きの前に、北海道と礼文島の位置関係を 整理しときたいと思います。

 

            

                      北海道

 

           

      向かって左上が、利尻・礼文

 

               

 

 

    てな位置関係の離島での生活と仕事の

   模様です。

                                                              つづく。

さて、今回は久しぶりの投稿となります。

事の始まりは2年ほど前になるのですが、まさかそれが今回の礼文島行きになるとは「お釈迦様でもご存じあるまい」と歳が分かるくらいのフレーズで始まりたいと思います。

 

2年前の出来事は今回の礼文の話とは全く関係ない事もないのですが、何かを作り上げていこうというチーム作りが発端でした。

過程は話すと長くなるので割愛して、その一環の流れとして飲食店を始めようとしていたところ、あれよあれよという間に礼文島で飲食店を立ち上げる事になったといういきさつ。

本当に不思議なもので、事柄と言うのは何気ないところから急展開ですすむものだなと、改めて思いました。

そんなこんなで、チームを作り礼文島に乗り込んだのですが、チームリーダーのリサーチが足りなかった事もあり、離島でのビジネス開始とはとても大変で難しいものだという事を思い知らされるのでした。

 

立ち上げの店舗を頼んできたのは、その持ち主である大家さん。

前に飲食店をやっていたのが、夜逃げ同然でいなくなり、2年間も放置されていた物件。

 

礼文島移動初日、私たちは衝撃の光景を目の当たりにするわけです。

その物件の鍵を借りていたので、店舗兼住宅のその物件を開けてみると外から見たときには分からないものですが、夜逃げってこんな感じなんだ、と思えるような状態。

まさに、さっきまで人がいたのでは?とさえ感じる事が出来るのでした。

 

が、問題はここから。

電気や水道、ガスは止まっているのはもちろんの事、人がいなかった2年間と言うのは自然の多い島では虫の巣窟になるという事なのです。

まあ、それはまだどうにかなるとして、問題は放置されていた冷蔵庫やそのままになっていた食材たち。

当然のことながら、冷蔵庫の中で腐敗しているわけでその腐敗臭や強烈な状態と言うのは私も初めての事なので衝撃を受ける事となりました。

ただ、幸いだったのはいきなりいなくなったのか、冷蔵庫は扉を閉めてあったので外に臭気が漏れる事はなく、問題は冷蔵庫の中をどうするか、という事だったのです。

その冷蔵庫の数、4台。

特に肉の塊が10キロ位のものがゴロゴロと腐って溶けているわけで、まあ、経験のない私にとっては、どうするのだろう❓的な事しか思い浮かばなかったのです。

 

幸いなことにチームリーダたる人物が、その様な物件の取り壊しを扱った事があり、リーダーを中心に片付け作業から事は始まるのでした。 ムキーびっくりショボーン