第3シーズン第70回目のポッドキャスト配信:トランプ政権で追い風の暗号通貨、しかし中央集権化は止まらない?サイファーパンクの理想と現実|伊藤穰一(後編) - Joi Ito's Web - 日本語

 

「トランプ政権で追い風の暗号通貨、しかし中央集権化は止まらない?サイファーパンクの理想と現実|伊藤穰一(後編) - Joi Ito's Web」がちょっと面白い。

 

「クリプトに関する思い出話の続きです。楽しんでいただければ幸いです。

 

- Joi」

 

「ここからはシナダがお届けします。

私の父は団塊世代の頭の硬いおじいさんなんですが。ビットコインの話をすると怪訝な顔をします。「あんなの俺は信じてない」と。 そんな父は、学生時代バリケードやらなんやらとキャンパス内で戦った世代でもあります。当時は非中央集権を叫んでたはずの人間であっても、ビットコインは理解の範囲を超えてるのかもしれません。 ああ、もったいない。きっと彼がまだ青年だったころ酒を飲みながら「こんな経済があったらいいのに」の世界がここに広がってるというのに。 今回、サイファーパンクの歴史を振り返り、改めて思いました。やっぱりサイファーパンクってすげえ!!匿名やプライバシーにこだわり、民主主義を守るためにテクノロジーで戦った人々。そしてその思いがビットコインという形で残ったということ。 さらには、その後イーサリアムやそれ以外のクリプトという文化を生んだということ。まさにコミュニティで生み出された波がどんどんと大きくなり、最終的にひとつの文化を生んだということ。やっぱりすごい。 我が父がいつかこのポッドキャストを聴く日はくるんでしょうか。聞いてくれれば、きっと「あれ、ビットコインってそんな思いがあったの?意外に悪くないかも」って思ってもらえるんじゃないかと思うんですけどね。もったいない...。」

 

 

小松 仁