MIT Tech Review: 安心・安全なAIを目指して:AI規制の国際潮流と日本企業の役割
「MIT Tech Review: 安心・安全なAIを目指して:AI規制の国際潮流と日本企業の役割」がちょっと面白い。
「AIセーフティ・インスティテュート(AISI:エイシー)の村上明子所長と、東京大学松尾・岩澤研究室の岩澤有祐准教授が、AI開発の安全性について国際的な議論の動向や日本企業がとるべき対策について話し合った。
(AI白書2025 生成AIディション』(角川アスキー総合研究所刊)の転載)
「村上明子
1999年、日本アイ・ビー・エム株式会社入社。同社東京基礎研究所において自然言語処理の研究に従事。2016年、同社東京ソフトウェア開発研究所。2021年、損害保険ジャパン株式会社入社、執行役員待遇DX推進部特命部長に就任。同社執行役員CDO(Chief Digital Officer)DX推進部長を経て、現在、同社執行役員CDaO(ChiefData Officer)データドリブン経営推進部長、AIセーフティ・インスティテュート(AISI)所長。」
「岩澤有祐(いわさわ・ゆうすけ)
2017年東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻博士後期課程修了。博士(工学)、修士(情報理工学)。同研室所特任助教、特任講師、講師を経て、現在、東京大学大学院工学系研究科准教授。共訳に『深層学習』(KADOKAWA)、監修書に『深層学習教科書ディープラーニングE資格(エンジニア)精選問題集』(翔泳社)がある。『AI白書 2025 生成AIエディション』(KADOKAWA)の監修を務める。」
「生成AI技術の進化がめざましい今、各企業はその可能性を追求する一方で、リスクと向き合う必要性にも迫られている。本対談では、人工知能(AI)の安全性に関する評価手法や基準を検討・推進するAIセーフティ・インスティテュート(AISI:エイシー)の村上明子所長と、AI開発の最前線を担う東京大学松尾・岩澤研究室の岩澤有祐准教授が、EU AI法など国際的な議論の動向、日本企業がとるべき対策など、AI開発の安全性について話し合った。」
「村上:AIを開発する方、AIを活用してサービスを提供する方、あるいは社内プロセスで利用する方など、さまざまな立場の読者がいらっしゃると思いますが、AIの安全性については他人事として考えないでいただきたいと思います。
「社内で使う分には問題ないだろう」とおっしゃる方もいらっしゃいます。しかし、AIのリスクは、外部でサービスを提供するか、社内に閉じた形で利用するかに関係なく、常に考えなければならないものです。そのため、すべてのステークホルダーがAIの安全性についてしっかりと考えるべきだと思います。
そして最後にもう1つお伝えしたいのは、AIの安全性を考えることは、AIに制約を設けることではないということです。AIが持つ可能性を広げ、新しい挑戦を増やすために、ぜひ安全性を追求していただきたいと考えています。」
小松 仁
