MIT Tech Review: ベスビオ火山噴火で脳がガラス化、2000年前に何が起きた?
「MIT Tech Review: ベスビオ火山噴火で脳がガラス化、2000年前に何が起きた?」がちょっと面白い。
「ジェシカ・ヘンゼロー [Jessica Hamzelou]
米国版 生物医学担当上級記者
生物医学と生物工学を担当する上級記者。MITテクノロジーレビュー入社以前は、ニューサイエンティスト(New Scientist)誌で健康・医療科学担当記者を務めた。」
「西暦79年に起きたベスビオ火山の噴火で死亡した男性の脳の破片は、黒曜石のように滑らかで光沢があった。イタリアの研究チームは、脳がガラス化した過程について研究し、その結果を発表した。
・西暦79年のベスビオ火山噴火で死亡した男性のガラス化した脳の破片が発見
・510℃超の高温から急速に冷却されたことでガラス化し脳の微細構造が保存された
・発見された破片は非常に稀で他に例がなく考古学的に貴重である」
「サンプルに含まれるタンパク質の分析により、ガラス質の物質は残存した脳組織である可能性が示された。そして、ペトローネ教授と同僚らが顕微鏡でその物質の一部を観察したところ、神経細胞まで視認できた。「残存した脳は非常にユニークなもので、これまで考古学的にも法科学的にも見たことのないものだとわかり、非常に興奮しました」と同教授は話す。」
GUIDO GIORDANO ET AL./SCIENTIFIC REPORTS
小松 仁
