第3シーズン第53回目のポッドキャスト配信:対等な存在か、一方的な支配か?茶の湯に学ぶAIと人間の対等な関係性|伊藤穰一 x 千宗屋 - Joi Ito's Web - 日本語
「対等な存在か、一方的な支配か?茶の湯に学ぶAIと人間の対等な関係性|伊藤穰一 x 千宗屋」(Joi Ito's Web)がちょっと面白い。
「今回の千宗屋さんと茶道の世界の海底まで潜るDeepDiveも、最終回となりました。ぜひトークをお楽しみいただければ幸いです。茶の湯の新たな魅力に多くの方がワクワクしていただけることを願っています!
- Joi 」
「ここからは制作スタッフのシナダがお届けしていきます。 いやーー。千宗屋さんとの茶の湯トーク、これにて完結となります。サプライズの茶会に始まり、最後はAIで終わる。こんなに深くて面白いトーク、なかなかありませんよね。 宗屋さんのお話を聞いていると、千利休もこんな雰囲気があったのかな、なんて肖像画を見ながら宗屋さんを重ねてしまったり。 そして、目の前で宗屋さんのお点前が見ることができ、実際にトークも聴くことができて本当に役得だなと思いました。 茶道は本当にいろんなエッセンスが詰まっていて、AI倫理や哲学を考える上でもとっても重要なことなんだと思います。うまく日本の伝統がテクノロジーに生かされていくといいなと思いました。」
「賓主互換
亭主と客が互いの立場を理解し、尊重し合う心を表現した概念のこと。言葉を交わさなくても客が亭主の意図を自然に察することができる状態をも指すそうです。このような深い相互理解は、茶道における最も理想的な関係性とされています。また、立場の違いを超えて、真摯な心での交流を可能にする境地でもあります。」
「賓主歴然:
もてなす側ともてなされる側の役割と領域を明確に区別する考え方を示します。ただし、これは単なる役割分担ではありません。互いの気持ちを理解し合うことで、初めて真のもてなしが成立するんだとか。」
「市中の山居
都会の中に再現された理想的な田舎家の空間を表す言葉。そもそも茶室は、質素な田舎暮らしの本質的な要素を都市部に巧みに取り入れた空間として作られたものなんだそう。」
「五山の禅僧
京都の臨済宗における五大寺の体制を表します。南禅寺を別格として、天竜寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺が位置づけられました。室町時代の足利義満の時代に確立されたシステムなんだそう。」
「おのずから住めば持戒のこの山は、まことなるかな依身より依所
修行における環境の重要性を説いた最澄の言葉です。正しい心構えを持つことも大切ですが、それ以上に修行の場所自体が重要であることを教えています。比叡山という環境そのものが、自然と戒律を守ることを可能にする特別な場所だと説いています。」
小松 仁
