ゼネラル・カタリストCEO単独取材・前編 「グローバルレジリエンス」が次の世界を創る – TECHBLITZ
「ゼネラル・カタリストCEO単独取材・前編 「グローバルレジリエンス」が次の世界を創る – TECHBLITZ」がちょっと面白い。
「Hemant Taneja
General Catalyst CEO & Managing Director
米マサチューセッツ工科大学にて、コンピューター工学や生物学など5つの学位を取得。2002年よりアントレプレナー・イン・レジデンス(客員起業家)としてGeneral Catalystに参加。Stripe、Samsara、Snap、GitLab他、市場をリードする多数の企業に初期投資をした。現在はCEO兼Managing Directorを務める傍ら、投資先企業の役員、非営利団体Responsible Innovation Labs、Advanced Energy Unitedの共同設立者兼会長、米ノースイースタン大学とスタンフォード大学医学部の評議員なども務める。シリコンバレーにあるイノベーション教育に特化したKhan Lab Schoolの設立メンバーでもある。」
「新型コロナウイルスのパンデミックやロシアのウクライナ侵攻、グローバル規模でのサプライチェーンの不安定化など世界の不確実性が増す中、米国有数のベンチャーキャピタル、General Catalyst(ゼネラル・カタリスト)は「グローバルレジリエンス(危機への耐性)」を軸に、次世代を形作っていくべきだとの展望を示している。TECHBLITZは来日したゼネラル・カタリストのCEO兼マネジングダイレクターのへマント・タネジャ(Hemant Taneja)氏に単独インタビューし、新しい世界を再構築していく上で鍵となるマクロトレンドや、80億ドル規模の最新ファンドの使い道などについて聞いた。
・ゼネラル・カタリストが注目する2つのトレンド
・「人間」と「AIエージェント」の両輪が標準になる
・投資対象としての日本をどう見るか
・80億ドル規模の最新ファンドは「真にグローバルに」」
「ゼネラル・カタリストがAIに期待を寄せているのは、「労働力の変革」(Workforce Transformation)を支える役割です。ポイントは、あらゆる産業において「その産業に特化した言語モデル」を作ること。ヘルスケア特化の言語モデル、製造業特化の言語モデル、メディア特化の言語モデルなど、これらをどのように構築するかを考えています。今まさに、そのためのスタートアップを育てている最中です。」
「特に興味を持っている分野は、ロボティクスとエネルギーです。例えば、アメリカと日本のロボティクス産業において、今後10年から15年で大きな進化が期待されています。ロボティクス分野向けの言語モデルに関するAIの研究が進んでおり、それを製造業やサプライチェーンと結び付ける必要がありますが、ここに日本の強みが活かせるでしょう。
もう一つはエネルギーです。エネルギーシフトはグローバルな現象であり、日本にはその転換を支える能力を持った技術者が数多くいます。これらの企業とパートナーシップを結ぶことで、エネルギーシフトを促進できる可能性があると考えています。」
小松 仁
