TECHBLITZのレポートがちょっと面白い。
ソフトウェア開発のエンジニアと「共に歩む」AI 市場を席巻するGitHub Copilotがライバル Augment Code – TECHBLITZ
「ソフトウェア開発者の知識共有と生産性向上を支援するAIプラットフォームを提供するAugment Code(オーグメント・コード、本社:米カリフォルニア州パロアルト)は、コーディングアシスタント市場で優位に立つMicrosoftの「GitHub Copilot」のライバルになり得ると目される新会社だ。2024年4月には、シリーズBラウンドで2億2,700万ドルの資金調達を行い、ステルスモードから脱却。投資家には、Googleの元CEOのEric Schmidt氏も名を連ねる。かつて企業向けデータストレージ技術会社Pure StorageのCEOも務めた経験を持つ、Augment CodeのCEOのScott Dietzen氏に、創業の経緯やプロダクトの強みについて聞いた。」
「Scott Dietzen Augment CodeCEO
米国・カーネギーメロン大学でコンピュータサイエンスの博士号、修士号、さらに応用数学とコンピュータサイエンスの学士号を取得。数々のテクノロジー企業でリーダーシップを発揮してきたシリアルアントレプレナーであり、2015年にはPure StorageのCEOとしてIPO成功へと導いた実績を持つ。2023年よりAugment CodeのCEOとして、新たな挑戦を続けている。」
宇宙の「ラストマイル問題」に取り組む、北海道大学発スタートアップ Letara – TECHBLITZ
「宇宙ビジネスは活況を呈し、人工衛星の打上げ数は2030年頃までに4,000機以上になると予想されている。しかし、打ち上げられた小型人工衛星の多くは推進システムを搭載しておらず、軌道や姿勢を制御するのが難しい。高推進力を持つ液体燃料には爆発性や可燃性があり、安全管理にコストがかかるためだ。この課題に対し、革新的なソリューションを提供するのが、2020年設立の北大発スタートアップ「Letara(レタラ)」だ。同社は、特許技術のプラスチック燃料を用いた高推力・安全・安価な小型人工衛星用推進ユニットを開発し、実証試験を実施中。NEDOの支援事業にも採択されている。同社の技術と今後の展開について、ケンプス・ランドン(Landon Kamps)共同CEOに聞いた。
・アフガン派遣で感じた人工衛星の恩恵
・宇宙の「ラストマイル輸送」、どう解決する?
・北海道の旧廃校で火を吹く推進システム
・「地上のような宇宙空間」を目指して」
「ケンプス ランドン Letara共同創業者 / Co-CEO
1988年アメリカ・フロリダ州生まれ。2011年に米陸軍の小隊長としてアフガニスタンに派遣。より平等な民間宇宙インフラの実現を目指し、軍を退職して北海道大学工学院に入学する。博士号取得後、2020年より北海道大学の特任教授として従事。2021年にLetaraを起業し、平井翔大氏と共にCEOに就任。」
「人工衛星を静止軌道に打ち上げるには大型ロケットが必要で、莫大なコストがかかるため、SpaceXなどの民間企業は小型ロケットで低軌道に人工衛星を投入するビジネスを展開しています。しかし、今後、高軌道や月に宇宙ステーションなどを作ることを考えると、低軌道から最終目的地に物資を送る「ラストマイル輸送」をどのように実現するかが重要になってきます。実際、大型ロケットで最終目的地に向かうより、いったん低軌道に機器や物資を送り、そこから最終目的に輸送する方がコストも安く済みます。」
複数クラウド間のネットワーク構築、半年以上の作業期間をわずか数時間に Alkira – TECHBLITZ
「Alkira(アルキラ、本社:米国カリフォルニア州)は、複数のクラウドプロバイダー環境にまたがるネットワークインフラを完全な「as-a-Service」として提供し、従来は数カ月から数年を要していた複雑なネットワーク構築を数日から数週間で実現可能にする企業だ。Sequoia CapitalやGVなどから資金調達し、グローバル企業への導入実績も多いことから注目を集めている。創業者でCEOのAmir Khan氏は、CiscoやJuniper Networks、Nortel Networksでの経験を経て、SD-WANのパイオニア企業Viptelaを創業しCiscoへの売却を成功させるなど、ネットワーク業界の革新を牽引してきた。今回、Khan氏にサービスの特長や事業戦略、将来展望を聞いた。
・クラウドの便利さに隠れた課題を解決
・顧客企業が取引先も巻き込む好循環
・グローバル展開を加速、日本市場でもパートナー開拓へ
・提供するのは「Network Infrastructure-as-a-Service」」
「Amir Khan Alkira Co-Founder, President & CEO
1987年にミシシッピ大学で電気工学の学士号を取得後、1989年にコロラド大学ボルダー校で電気工学の修士号を修了。卒業後はCisco、Juniper Networks、Nortel Networksなどで勤務し、2012年にはクラウドファーストのソフトウェア定義広域ネットワーク(SD-WAN)事業を展開するべくViptelaを創業。同社は2017年にCiscoが買収。その後2018年にCTOのAtif Khan氏と共にAlkiraを共同創業し、CEOに就任。」
海外旅行中の突然の病気、アプリ1つで医師探しから保険対応まで Air Doctor – TECHBLITZ
「不慣れな海外旅行先で体調を崩したり、けがをしたりした際、適切な医療機関を見つけるのは簡単ではない。診療内容や医療費も不安要素となる。Air Doctor(本社:イスラエル・エルサレム)はそうした課題を解決するべく、旅行者と開業医、保険会社をつなぐオンライン医療プラットフォームを提供し、世界80カ国でサービスを展開している。2024年10月には東京海上ホールディングスが出資を発表した。共同創業者でCEOのJenny Cohen Derfler氏とCROのEfrat Sagi-Ofir氏に、サービスの特徴や日本企業との提携をどのように考えているか聞いた。
・海外旅行者と現地の医師をつなぐプラットフォーム
・医師ネットワークの構築がビジネスの肝
・日本企業との提携見据え日本語対応中」
小松 仁
