MIT Tech Review: 生成AIで日本のマンガを爆速翻訳、日英同時配信で世界に挑む
「MIT Tech Review: 生成AIで日本のマンガを爆速翻訳、日英同時配信で世界に挑む」がちょっと面白い。
「ウィル・ダグラス・ヘブン[ Will Douglas Heaven ]
米国版 AI担当上級編集者
AI担当上級編集者として、新研究や新トレンド、その背後にいる人々を取材しています。前職では、テクノロジーと政治に関するBBCのWebサイト「フューチャー・ナウ(Future Now)」の創刊編集長、ニュー・サイエンティスト(New Scientist)誌のテクノロジー統括編集長を務めていました。インペリアル・カレッジ・ロンドンでコンピュータサイエンスの博士号を取得しており、ロボット制御についての知識があります。」
「日本のスタートアップ企業であるオレンジは、生成AI「Claude」を活用してマンガの英訳に取り組んでいる。従来に比べて人手と時間を大幅に削減でき、わずか数日のタイムラグで新刊を配信できるという。
・日本のスタートアップが大規模言語モデルを用いてマンガを英訳
・英語圏の読者に新刊を短期間で届けることが可能になった
・一方でマンガのAI翻訳に対して一部ファンからは反発も」
「しかし、誰もが賛同しているわけではない。同社に憤る多くのマンガファンは、広く親しまれる伝統的芸術形態であるマンガの翻訳に人工知能(AI)を利用することを、テック企業とアーティストの間で現在繰り広げられている対立の一形態とみなしている。「この会社がどんなに善意で動いていようとも、AIを使ってマンガを翻訳するという考えは、悪趣味で侮辱的だと思います」。社会学者のケイシー・ブリエンザ博士は語る。ブリエンザ博士は『Manga in America: Transnational Book Publishing and the Domestication of Japanese Comics(マンガ・イン・アメリカ:国境を超える出版と日本マンガの米国化)』(未邦訳)の著者でもある。
「マンガ翻訳家のショットもまた、こうした動きに光明を見出している。米国はファンが手掛けた質の低い非公式翻訳であふれかえっていると指摘する。「海賊版翻訳はとてつもない数にのぼります。まるで平行世界です」。
AIによる翻訳の効率化は避けれないと、ショットは考えている。「目下、多くの企業が実現を夢見ています。ただし、それには莫大な投資が必要でしょう」と述べ、本当に質の高い翻訳のためには、マンガに特化した大規模言語モデルの訓練が必要であると指摘する。「1つの小さな企業が実現できるレベルのものではありません」。」
Images courtesy Orange / Yajima
小松 仁
