MIT Tech Review: 大豆・昆虫の次は微生物、空気からタンパク質を作る「夢の食品工場」
「大豆・昆虫の次は微生物、空気からタンパク質を作る「夢の食品工場」」MIT Tech Review:がちょっと面白い。
「クレア・L・エヴァンス [ Claire L. Evans ]
米国版 寄稿者
エコロジー(生態学)、テクノロジー、カルチャーを探求する作家兼ミュージシャン。」
「世界的なタンパク質需要の増加に応える新技術として、二酸化炭素を直接タンパク質に変換する微生物が注目されている。従来の農地や水をほとんど使わず、環境負荷も低いことから、スタートアップなど25社が開発に取り組み、一部では商品化もされた。未来の人類の食卓を支える可能性はあるか。
・微生物を使って空気からタンパク質を生産する技術が注目されている
・従来の農業に比べて温室効果ガス排出量を大幅に削減できる可能性
・商業的競争力を持つためには生産規模の拡大と消費者の理解が必要だ」
「それがまさに土壌に生息する特定のバクテリアの働きなのだ。自然界ではこれらの「独立栄養」微生物は、大気から直接取り入れた酸素、窒素、二酸化炭素、水蒸気をわずかな食事として生きている。この微生物は研究施設でも同じように熱心に廃棄炭素を食べ尽くして繁殖し、その個体数は巨大な発酵タンクを満たすほどに膨れ上がる。吸い上げて乾燥させると、そのバクテリアのバイオマス(生物資源)はタンパク質豊富な粉末になる。栄養がぎっしり詰まった、基本的に無限に再生可能な食品だ。」
小松 仁
