国際連合はAIガバナンスに関する報告書を公開、OECD(AI基本指針)やG7(広島AIプロセス)など多国間協定を統括する役割を担う、地球温暖化とAIを最重要テーマと位置付ける | Emerging Technology Review (etechnologyreview.com)

 

「国際連合はAIガバナンスに関する報告書を公開、OECD(AI基本指針)やG7(広島AIプロセス)など多国間協定を統括する役割を担う、地球温暖化とAIを最重要テーマと位置付ける」(Emerging Technology Review)がちょっと面白い。

 

「国際連合(United Nations)は先月、AIに関する包括的な報告書「Governing AI for Humanity」を公開した。これはAIガバナンスをグローバルに展開するための意見書で、AIのリスクを認識し、世界の人々が利益を享受できるフレームワークを提言している。報告書は地球温暖化対策をモデルに、AIのリスクを査定するためのパネルの設置を推奨する。国際社会ではOECD(AI基本指針)やG7(広島AIプロセス)など、AIを安全に管理するための枠組みの構築が進んでいるが、国際連合がこれらの活動を統括しグローバルなフレームワークを制定する。」

 

「この提言は三つの骨子から構成され、

1)共通の理解の構築:世界で展開されるAIに関し共通の理解を持つ、

2)共通の立場の構築:世界で進むAIガバナンス整備を統括し共通の指針を整備、

3)世界が共通してメリットを享受:世界でAI分断(AI Divide)が顕著になりこのギャップを埋めるためAIシステムを整備、

となる。」

 

「国際連合の主要テーマは気候変動と破壊的技術(Disruptive Technology)で、特にAIのガバナンスを喫緊の課題としている。先進国を中心にAIを安全に運用するための法令やガイドラインの整備が進んでいるが、国際連合はこれらを総括し、グローバルなフレームワークを制定することを最終目的とする。国際連合は人権高等弁務官事務所(Office of the United Nations High Commissioner for Human Rights)など人権の保護と啓蒙を推進する組織を持ち、これらのインフラをAIガバナンスに適用する。国際連合は気候変動対策で重要な役割を担っているが、この成果を参考に、AIガバナンスにこの手法を適用し主導的な役割を担う。」

 

 

小松 仁