特許は「量より質」、知財戦略が鮮明に 23年出願分析 - 日経テックフォーサイト (nikkei.com)

 

「特許は「量より質」、知財戦略が鮮明に 23年出願分析」(日経テックフォーサイト)がちょっと面白い。

 

「特許庁は、特許などの知的財産活動をめぐる国内外の動向と、同庁の取り組みをまとめた報告書を公開した。2023年の特許出願数は4年ぶりに30万件を超えた。出願件数に対する登録件数の割合は増加傾向にあり、企業の知財戦略で「量より質」の流れが着実に進んでいる。」

 

「特許庁が公開したのは「特許行政年次報告書」の2024年版。主に2023年の国内外における特許などの出願や登録件数、知的財産に関する人材育成や中小企業や大学への出願支援など、特許庁や政府の施策をまとめたものだ。

2023年の特許出願件数は前年比3.6%増の30万133件で、2019年以来4年ぶりに30万件を超えた。新型コロナウイルス感染拡大前の水準に戻った。特許庁は「公開前の出願もあるので、増加の要因についてはまだ分からない」としている。」

 

「今後は、AI(人工知能)の活用によってこの流れが変わる可能性もある。AIによって特許の出願コストが劇的に下がるからだ。AIの知財業務への活用を目指すスタートアップAI Samurai(AIサムライ、東京)社長の白坂一氏は「すでに生成AIで作成した特許書類で権利化された例が出てきた。米国をはじめ世界でも知財業務に生成AIを活用する流れが出てきている」と言う。」

 

特許庁は特許行政年次報告書の2024年版を公開した

 

小松 仁