ペロブスカイト型太陽電池、トヨタとつくる電気自動車の勝ち筋 京都大学発新興 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
「ペロブスカイト型太陽電池、トヨタとつくる電気自動車の勝ち筋 京都大学発新興」(日本経済新聞)がちょっと面白い。
「次世代太陽電池の本命とされる「ペロブスカイト型太陽電池」が実用段階に近づいてきた。京都大学発スタートアップがトヨタ自動車や日揮ホールディングス(HD)と組み、電気自動車(EV)に搭載できる電池などを開発する。日本の素材開発の技術を応用し、再生可能エネルギーの用途を大きく広げる。大学や化学メーカーの知見を生かして国際競争に挑む。」
「神奈川県の江の島で7月29日、ペロブスカイト型太陽電池の実証実験が始まった。長さ約30センチメートルのシート状の電池が設置され、1年かけて安定稼働できるか検証する。
京大発のスタートアップ、エネコートテクノロジーズ(京都府久御山町)と日揮が実証を手掛ける。エネコートの開発した太陽電池を、日揮が発電システムに施工して、発電効率や耐久性を調べる。」
「ペロブスカイト型は現在、日本勢が技術開発で世界に先行している。曲がる、薄いといった特長を実現する技術が、日本にあるからだ。素材開発や印刷技術が生きている。
積水化学工業は1メートル幅のペロブスカイト型電池をロールで量産する技術を開発する。「今は1歩2歩開発でリードしている。リードを保ったまま25年に事業化に持っていきたい」(加藤敬太社長)。30年までに年数十万平方メートルの量産を目指す。フィルムなどロール状の素材を連続加工して大量生産するのにノウハウを持っている。」
小松 仁
