MIT Tech Review: プラごみが食べ物に? 環境・食糧問題に同時に挑む米軍の革新的プロジェクト (technologyreview.jp)
「MIT Tech Review: プラごみが食べ物に? 環境・食糧問題に同時に挑む米軍の革新的プロジェクト」がちょっと面白い。
「微生物を利用して廃棄プラスチックを分解する方法はこれまでも研究されてきた。だが米国国防高等研究計画局(DARPA)のプロジェクトでは、廃棄プラスチックを食べる微生物を人間の食糧として利用する研究が進んでいる。」
・プラスチック廃棄物を食料に変換するシステムを米国防総省が研究
・ミシガン工科大学などが微生物を使ったコンパクトなソリューションを開発中
・食用微生物の安全性を示すエビデンスの提出が今後の課題
「2019年、米国防総省内の機関が、軍が遠隔地や災害地帯に派遣された際に大量に発生するプラスチック廃棄物の処理に役立つ研究プロジェクトを公募した。同機関は、食品包装やペットボトルなどを、さまざまなものの中でも、燃料や食料といった使用可能な製品に変換できるシステムを求めていた。システムは、軍用車両「ハンヴィー(Humvee)」に搭載できるほど小型で、少ないエネルギーで稼働できる必要があった。また、プラスチックを分解する微生物の力を利用する必要もあった。」
最近、ミシガン工科大学のこちらのデモンストレーションで紹介された反応器では、一部の分解されたプラスチックが高温と無酸素状態にさらされる。これは熱分解と呼ばれるプロセスだ。
KADEN STALEY/MICHIGAN TECHNOLOGICAL UNIVERSITY
小松 仁
