ロボットやUIに革新 AIの進化がもたらす未来の技術 - 日経テックフォーサイト (nikkei.com)
「ロボットやUIに革新 AIの進化がもたらす未来の技術」(日経テックフォーサイト)がちょっと面白い。
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「2024年5月に米ハワイで開催されたHCI分野の著名な国際学会「CHI(カイ) 2024」では、AIやLLMを利用した研究成果の発表が相次いだ。2023年のCHIに比べて、論文発表のセッションタイトルにAIを含むものが2倍以上になり、2024年のセッションの約15%を占めた。セッションタイトルにも、従来のキーワードにAIを足したものが増えた。例えば、「Education and AI」や「Health and AI」などである。
他にも、LLMのワードを含む発表は2023年と比べて約7倍に増えた。筆者が聴講した発表の3〜5割ほどがAIと関連するものであった。」
「かつて、「メイカームーブメント」に伴うパーソナルファブリケーションの隆盛や深層学習の台頭でも、それらに関するセッションや発表がCHIで増えた。「ChatGPT」をはじめとする生成AIの登場は、そのとき以上の盛り上がりを感じさせる。
発表論文の中で、興味深かった研究成果を2つ紹介したい。1つは、LLMを活用した記憶補助装置「Memoro」である。米MIT(マサチューセッツ工科大学)の研究グループが試作した。LLMを利用することで高度なインタラクションを実現した好例だ。」
「Memoroでは、マイクで拾った音声を自動で文字に起こして記録する。ユーザーは記録されたデータの中から必要な情報を検索できる。検索結果は、機器が備える骨伝導スピーカーを通して、ユーザーだけに聞こえるように音声で出力される。また、ユーザーが明示的に検索クエリーを入力できない状況でも、現在の会話文脈から自動で関連する情報を提示できる。いずれの機能もLLMを活用している。」
「もう1つの研究成果は、非侵襲な脳刺激による全身への触覚提示技術である[2]。VR(仮想現実)において、ゴーグル型端末で視聴覚情報を提供することは一般的になりつつある。そこで、次世代技術として触覚提示方法の研究開発が盛んだ。
従来技術では、触覚を提示する部位ごとに専用の装置を装着する必要がある。一方、米University of Chicago(シカゴ大学)の研究グループが行ったこの研究では、神経科学からのアプローチによって、電磁パルスで非侵襲に脳を刺激することで、全身の様々な場所に触覚を提示する。
頭部に電磁パルスを出力する装置を装着し、特定の脳部位を刺激できるようにその装置を機械的に動かすことで、手や腕、足、あごに触覚を提示する。VR以外に、訓練や技能伝達などでも利用されそうだ。」
電磁パルスを出力する装置を頭部に装着して特定の脳部位を刺激して、手や腕、足、あごに触覚を提示する(出所:シカゴ大学)
小松 仁
