光電融合、TSMC本格参戦で開発加速 「IOWN」にも影響 - 日経テックフォーサイト (nikkei.com)

 

光電融合、TSMC本格参戦で開発加速 「IOWN」にも影響」(日経テックフォーサイト (nikkei.com))がちょっと面白い。

 

大山聡(おおやま・さとる)氏

Grossberg代表。1985年東京エレクトロン入社。1996年から2004年までABNアムロ証券、リーマン・ブラザーズ証券などで産業エレクトロニクス分野のアナリストを務めた後、富士通に転職、半導体部門の経営戦略に従事。2010年からIHS Markitで、半導体をはじめとしたエレクトロニクス分野全般の調査・分析を担当。2017年9月に同社を退社し、同年10月からコンサルティング会社Grossbergに専任。

 

「光回路と電気回路を組み合わせる「光電融合」の実用化に向けた動きが加速している。台湾積体電路製造(TSMC)は2024年4月、シリコンウエハーに光部品を実装する「シリコンフォトニクス」について第1世代品を2025年に、第2世代品を2026年に投入すると発表した。NTTも光電融合技術に基づく次世代通信基盤「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」を推進しており、普及に向けた機運は着実に強まっている。光電融合の到来は、半導体をはじめとする産業界に何をもたらすのか。5つの観点から予測した。」

 

①    TSMCがシリコンフォトニクス製品を投入する狙いは何か

データセンター向けソリューションを充実させることが目的だ。

 

②    TSMCの発表を受けて今後どのような動きがありそうか

米Intel(インテル)など競合他社も事業化を急ぐ可能性がある。

 

③    TSMCの計画はIOWNにどのような影響を及ぼすか

IOWNの実現に近づくポジティブな影響と、IOWN構想を否定するネガティブな影響の双方があり得る。

NTTが提唱するIOWN構想には、国内外の様々な企業が参加している。スポンサーメンバーには、サムスン電子、フィンランドNokia(ノキア)、オラクル日本法人、米Cisco Systems(シスコシステムズ)、そしてインテルの名前もある。また、ブロードコムが買収した米VMware(VMウエア)もスポンサーメンバーの1社である。

 

④TSMCの計画はIOWN関連の受注を目指すラピダスにどのような影響を及ぼすか

影響を考えるにはまだ早い。

 

⑤シリコンフォトニクスの普及に向けた課題は何か

コストをどこまで抑えられるかが重要なポイントだ。

 

TSMCによる光電融合の実用化はNTT主導のIOWN構想にも大きな影響を及ぼしそうだ

 

小松 仁