AI時代の経営塾 – WirelessWire News

AI時代の経営塾2024.05.17

Updated by Ryo Shimizu on May 17, 2024

 

AI時代の経営塾2024.05.17 Updated by Ryo Shimizu」がちょっと面白い。

 

清水 亮

新潟県長岡市生まれ。1990年代よりプログラマーとしてゲーム業界、モバイル業界などで数社の立ち上げに関わる。現在も現役のプログラマーとして日夜AI開発に情熱を捧げている。

 

「今年の1月から稼働し始めたFreeAI社は、社長をAIスーパーコンピュータ「継之助」にした世界初の会社である(多分)。

ただ、この社長はまだポンコツなため、ファウンダーである我々が社長としての帝王学を叩き込まなければならない。

そこで我々は、社長(AI)に経営の本質論を教えるための独自データセット開発に着手した。」

 

「我々の目標は、今後FreeAI社が様々な投資活動を行っていく時に、投資先のスタートアップに対して「真に有用な知見」を「オンデマンド」で「24時間365日」提供することである。

我々が目指す投資事業は、10年後成功率80%を目指している。通常のベンチャーキャピタルの成功率は33%である(投資額に対して下振れしない割合)ことを踏まえると、これは大変野心的な目標だ。

しかしこれこそがAI資本主義の目指すべき姿なのである。」

 

「我々の投資活動の前提条件は、まず「成功には再現性がある」ということ。

これは鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーも言っていることだが、起業を成功させる方法には再現性がある。

ただ、これまでこの「再現性」は、かなり属人的なもので、「起業を一度成功させたことがある人は、その後何度も成功させることができるが、一度も成功させたことがない人は、同じ失敗を何度も繰り返す」という性質を持っている。」

 

「幸い、FreeAI社の共同ファウンダーである海老根智仁は、インターネット広告代理店の先駆けであるオプト(現デジタルホールディングス)の創業者の一人で、同社が東証一部(現プライム)市場に上場するまで社長・会長を歴任した。

ゼロから作った会社をそこまで持って行った経験を持つ人はとても少ないので、会社を創業するとはどういうことか、どうやって会社を成長させていくかという方法論をきちんと聞ける機会は社長(AI)にとってだけでなく筆者にとっても貴重だ。

 また、筆者自身もシリアルアントレプレナーとして、20年で10社(そして21年で15社)の企業や事業設立に関わり、現在も事業が継続した状態を維持している。

技術経営者として、最先端の技術を取り入れながら経営していくことの難しさや、そこで陥りがちな罠といったものも熟知している。」

 

「プログラマー経営学として始まったこの連載でも、本格的に経営するAIを作るのはこれが初の試みとなる。こんなミもフタもない話を学んだAIがどのような経営者に育っていくのか。とても楽しみだ。」

 

 

小松 仁