中国発論文が急増、半導体学会「VLSI」 インテルは2倍 - 日経テックフォーサイト (nikkei.com)

 

「中国発論文が急増、半導体学会「VLSI」 インテルは2倍」(日経テックフォーサイト)がちょっと面白い。

 

「アジア勢による半導体の研究開発が活発だ。2024年6月開催の半導体業界の著名な国際学会「VLSIシンポジウム」では、投稿論文数、並びに発表数(採択論文数)の6割以上を占めるのがアジアである。中でも勢いがあるのが中国だ。投稿論文数と発表数が前年比で7割ほど増えた。産業界では韓国Samsung Electronics(サムスン電子)と米Intel(インテル)の躍進ぶりが目立つ。」

 

「もっとも、サムスン電子の躍進は、同社が抱く危機感の表れという見方もできる。ここ数年、DRAMやファウンドリー事業で競合に対し後手に回るケースが目立っており、技術力をアピールしようと投稿を意識的に増やした可能性が高い。同社はこれまで、国際会議への論文投稿を極端に減らした時期もある。

同じく足元のビジネスで苦戦が続くインテルも採択論文数が12件と前年比で倍増した。同社の3nm世代の製造プロセス「Intel 3」向けトランジスタや2.5次元(2.5D)の実装技術、低消費電力・高感度の光受信回路がハイライト論文に選ばれるなど、質も高い。」

 

半導体分野の学会でインテルの存在感が高まっている(写真:インテル)

 

小松 仁