芥川賞作家・九段理江 世界で報じられた受賞会見 “生成AI活用”「言葉の本質を考えるきっかけに」 |日テレNEWS NNN (ntv.co.jp)

 

「芥川賞作家・九段理江 世界で報じられた受賞会見 “生成AI活用”「言葉の本質を考えるきっかけに」」(日テレNEWS NNN)がちょっと面白い。

 

「受賞の記者会見、九段さんの発言が大きな話題となりました。

九段さん

「全体の5%ぐらいかな…生成AIの文章をそのまま使っているところがある」

作品で生成AIを使ったことを明かしたのです。この会見は海外でも取り上げられ、「彼女の本の執筆にAIが協力したことを認めた」など、世界中で様々な声が上がったのです。」

 

「九段さん

「『君は自分が文盲であると知ってる?』っていうふうに質問して、それに対して、その答えをそのまま使っている」

九段さんは主人公の言葉を投げかけ、生成AIが作った文章を活用したのです。

執筆する上である印象を受けていました。

九段さん

「その場、その場の表面的なことを言っているなっていうことは思いますね」

作品で主人公は生成AIに対して、次のような感情をぶつけています。

「東京都同情塔」より

「いくら学習能力が高かろうと、AIには己の弱さに向き合う強さがない。無傷で言葉を盗むことに慣れきって、その無知を疑いもせず恥じもしない」」

 

 

小松 仁