OpenAIはアップストア「GPT Store」でChatGPTアプリ「GPT」の販売を開始、企業の事務効率を劇的に改良するアプリの開発が進む | Emerging Technology Review (etechnologyreview.com)

 

「OpenAIはアップストア「GPT Store」でChatGPTアプリ「GPT」の販売を開始、企業の事務効率を劇的に改良するアプリの開発が進む」(Emerging Technology Review)がちょっと面白い。

 

「OpenAIは1月10日、GPTのアップストア「GPT Store」の運用を開始した。GPTとは用途に特化した専用のChatGPTで、生成AIのアプリケーションとして機能する。Appleの「App Store」でiPhoneアプリを購入するように、GPT StoreでChatGPTアプリを利用する。多くのGPTを使ってみたが、ビジネスに役立つアプリが多く、企業はこれを導入して事業プロセスを効率化できる。米国企業はGPTに着目しており、今年は生成AIを導入する流れが加速する。」

 

「GPTはカスタムバージョンのChatGPTで、独自のスキルと知識を持ち、特定分野で能力を発揮する。GPTは用途に特化した専用のChatGPTで、生成AIのアプリケーションとして位置付けられる。OpenAIはGPTのアップストア「GPT Store」の運用を開始し、GPTの販売を開始した。AppleのApp Storeと異なり、GPT Storeにはビジネスに役立つアプリが数多く掲載されており、利用者の中心が企業ユーザとなる。」

 

「GPT Storeには多くのGPTが掲載されており、その数は300万件を超える。使い方はシンプルで、GPT StoreでGPTを選択し、それをスマホやPCで実行する仕組みとなる。GPT Storeには多彩なモデルが掲載されており、仕事や研究や開発でプロセスを効率化するツールが揃っている。ソフトウェアツールとは異なり、GPTは生産性を劇的に向上する。企業や研究所にとって必須のツールになる。同時に、GPT Storeに掲載されているアプリの品質には大きな幅があり、役に立たないモデルも数多く、その見極めが難しい。」

 

「DALL·E:イメージ生成アプリ

DALL·EとはOpenAIが開発したモデルで、言葉の指示に従ってイメージを生成する。GPT-4とは異なり、ディフュージョン(拡散、Diffusion)という技法で、極めてリアルなイメージを生成する。人気のジャンルで、ここにイメージを生成するGPTが掲載されている。その中で「Super Describe」というGPTは、入力された写真(下の写真左側)を、独自のスタイルでその複製(右側)を生成する。企業がオリジナル作品から、その派生イメージを生成する際に利用できる。一方、派生イメージがオリジナルの著作権を侵害しないなど、合法的な利用法が求められる。」

 

出典: OpenAI

 

「企業はGPTで業務を効率化するためのアプリを簡単に開発できる。開発したGPTは外部に公開することなく、社内で安全に利用できる。OpenAIはGPTの利用シーンを示しており、企業は”人事GPT”を開発し、GPTが福利厚生に関する質問に回答するなどの利用法がある。「HR Helper」というGPTは、健康保険の掛け金に関する質問に回答する。人事規定は企業ごとに異なるが、社内ルールを反映したGPTを簡単に作成して運用できる。昨年は、ChatGPTの技術評価が進んだが、今年は生成AIをビジネスに適用する流れが本格化する。」

 

小松 仁