中国・玖智科技、指輪型デバイスで健康データを測定 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

「中国・玖智科技、指輪型デバイスで健康データを測定」(日本経済新聞)がちょっと面白い。

 

「指輪型ウエアラブルデバイスを提供する中国スタートアップ企業の「玖智科技(Jiuzhi Tech)」がこのほど、エンジェルラウンドで数千万元(数億円)を調達した。シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングス傘下の祥峰投資(Vertex Ventures)が出資を主導。清波基金(Freshwave Capital)、半導体分野の投資家として知られる高秉強氏と同氏の投資会社Brizan Venturesのほか、既存株主の西湖大学産業投資基金も参加した。」

 

「調達した資金は市場開拓や技術開発、生産強化、米食品医薬品局(FDA)の認証取得などに充てる方針だという。

 玖智科技は2021年7月、上海交通大学の教授で中国政府がトップクラスの学者に授与する「長江学者」の称号を持つ王国興氏が、人工知能(AI)分野の学際的人材と共に設立した。広東省の深圳市と中山市に研究開発センターを構え、バイオシグナル(生体信号)の収集システムやバイオセンサー、アルゴリズムなどの中核技術で独自の知的財産権を保有している。」

 

「RingConnは軽いチタン製で防水機能を備えており、1週間連続使用できるバッテリーを内蔵している。玖智科技は、その中核技術である光電式容積脈波記録法(PPG)を活用し、RingConnに脈波や温度、加速度などを計測する各種センサーを搭載。生理指標(心拍数、血中酸素飽和度、体温)、睡眠の指標(睡眠状態、眠りの深さ、睡眠の質)、運動指標(歩数、運動強度、消費カロリー)、心理的ストレスなどのモニタリングを可能にした。ユーザーは専用アプリを通じ、各種指標の分析結果を確認できる。」

 

玖智科技は指輪型ウエアラブルデバイスを手掛ける。

 

小松 仁