OpenAIはAGIに到達するブレークスルーを達成? ネットで飛び交う##未確認情報## | Emerging Technology Review (etechnologyreview.com)

 

「OpenAIはAGIに到達するブレークスルーを達成? ネットで飛び交う##未確認情報」(Emerging Technology Review)がちょっと面白い。

 

「OpenAIは11月29日、Sam AltmanがCEOに復帰し、取締役会が新体制で始動したことを発表した。これで一連の騒乱が正式に決着したが、ソーシャルメディアで、OpenAIがAGI(人間レベルのAIエージェント)に到達する革新技術を掴んだとの情報が飛び交っている。これは「Q*(Q-Star、キュースター)」と呼ばれ、大規模言語モデルが推論機能を備え、人間のように思考するAGIに繋がるとしている。OpenAIは何もコメントしておらず、これらは未確認情報であるが、AGIの発表が目の前に迫っていると噂されている。(下の写真、OpenAIのAGI発表イベントのイメージ、GPT-4で生成。)」

 

「Q*は推論機能(Reasoning)を持つ大規模言語モデルで、数学の問題を解く能力が格段に向上したとの解釈がある。数学の問題を解くことが、AGIにむけたブレークスルーになる。数学の問題を解くには、与えられた問題をステップごとに考察し、解法を導き出すプロセスとなる。「数学は推論のベンチマーク」といわれ、AIがステップごとに推論を重ね、最終的に解を導き出す能力が試される。更に、推論機能を拡張することで、数学の問題だけでなく、その他のタスクを実行する。例えば、AIが独自でプログラムを作成し、また、ドキュメントを読んで、そこから結論を引き出すなど、知的なプロセスを実行する。¥

 

「OpenAIはGPT-4の機能強化を進めており、問われたことに正しく回答するための新たな技法を開発している。(OpenAIはブログ「Improving mathematical reasoning with process supervision」でこの技法を発表)。 この技術は「Process Supervision」と呼ばれ、GPT-4が解を正しく導き出すために、思考回路を人間が検証する手法となる。GPT-4は問われたことに対し、ステップごとに考察し、それぞれのステップを人間が検証し、その結果をモデルフィードバックする。因みに、現在の手法は「Outcome Supervision」といわれ、最終解を人間が検証する手法を取るが、Process Supervisionは思考回路の各ステップで検証結果をフィードバックする。Process Supervisionは数学の問題を解くことに適しており、OpenAIはその結果を公開した。上述の問題「Simplify tan 100°+ 4sin 100°」を入力すると、GPT-4はステップごと(緑色の部分、26ステップから構成される)に推論を重ね、結論を導き出す。ここでは”電卓”は使わず、人間のような思考方法で解答を導きだした。」

 

「MetaのチーフサイエンティストであるYann LeCunもQ*に関してコメントしている。『Q*の信ぴょう性とは別に、大規模言語モデルの次のゴールは「言葉の推測機能」を「プランニング機能」で置き換えること』と述べている。言葉の推測機能は「Auto Regressive Token Predction」と呼ばれ、GPT-4など大規模言語モデルは、入力された言葉に続く次の言葉を予想する機能を備えている。このシンプルな予想機能が現在のブレークスルーに繋がった。この次のステップは、大規模言語モデルが人間のように、タスクを完遂するために必要なステップを計画「Planning」する機能の開発となる。これがグランドチャレンジで、OpenAIやMetaやGoogleは、次世代モデルの開発で、このテーマにフォーカスしている。」

 

出典: VentureClef

 

小松 仁