環境問題に意識高いヨーロッパは「昆虫食」を受け入れたか?|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)

スイス在住のジャーナリスト岩澤里美さんが、「環境問題に意識高いヨーロッパは「昆虫食」を受け入れたか?」(ニューズウィーク日本版)で伝えてくれている内容が興味深い。

コオロギなどの昆虫食は食糧危機を救うと言われるが…… nicemyphoto – shutterstock

 

「栄養価が高い食用昆虫は、家畜類の飼育に比べて環境負荷がとても少ないことから、注目を浴びている。昆虫は成長が速いことから短期間での大量出荷が見込め、将来の食糧危機への良策だとも考えられている。

ヨーロッパでは、昆虫食はすでに10年ほど前から一部の大手スーパーや自然食品店が販売したり、学食やレストランでメニューに加えたりして、そのたびに話題になっていた。その後、より多くのスーパーが主に昆虫スナック(磨り潰すさず、丸ごと)や昆虫ハンバーグを販売するようになり、昆虫食はそれほど驚くことではなくなった。」

 

「昆虫食に関する報道がヨーロッパで再燃している。EUが、トノサマバッタやヨーロッパイエコオロギなどの販売認可に続き、今年1月からガイマイゴミムシダマシのパウダーなども認可したためだ。これらの昆虫パウダーを使ったパスタやサプリメントが出回り、近い将来、昆虫食品の種類がぐんと増えるのではないかということで、消費者の間で不安と期待が入り混じっている。」

 

小松 仁