日経記事「離れていてもホログラムで共同作業 Microsoftが新技術」が面白い。
「米マイクロソフトは、遠隔地にいる複数人がMR(複合現実)やAR(拡張現実)と呼ぶ仮想空間を共有できる技術基盤『メッシュ』を開発したと発表した。研修や会議で使うと、2次元のビデオ通話と比べて臨場感を大幅に高められる。アプリの開発者向けに同日から順次提供を始める。」
「同社のMR端末ホロレンズ2で試すと、シリコンバレーにいる記者の両隣に、ニューヨークとシアトルに住む人たちのアバターが現れた。立体的なクラゲのホログラム映像を動かしてサイズを変えると、他の人たちにも同じように見える。ホログラムをつかんで渡すことも可能で、アバターの位置関係に応じて音声の聞こえ方も調整する。映像表示の遅延は100ミリ秒以下だという。」
「メッシュを使うことで、3次元の設計図を動かしながら海外拠点のエンジニアと改善点を議論したり、模型を使って研修したりするためのアプリを作りやすくなる。高価なMR端末を持つ企業や団体は現時点では限られるが、パソコンやスマートフォンから同じ複合現実の世界を見ることも可能だ。技術会議では『概念実証』として、米ナイアンティックがホロレンズで動く『ポケモンGO』のデモを披露した。」
離れていてもホログラムで共同作業 Microsoftが新技術: 日本経済新聞 (nikkei.com)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN030460T00C21A3000000/
自動車の設計について遠隔拠点の同僚と議論しやすくなる
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
