日本ではもともと「超高速開発」と呼ばれていた、ローコード(Low-Code)開発、あるいはローコードアプリケーションプラットフォーム(LCAP)が、ここにきて急速に世界的なトレンドになろうとしているようだ。

ツールの提供側を見るとマイクロソフトやセールスフォース、グーグルなども参入しているが、日本からもサイボウズはじめ、参戦する企業が多いらしい。

 

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IT人材の不足を補う意味でも「ローコード開発」には期待が集まる(Photo/Getty Images)

 

・2019年にガートナーが発表したローコードアプリケーションについての分類で、リーダーに選定されたのはMendix、Outsystems、マイクロソフト、セールスフォース、Appianの5社。ポルトガルのOutsystemsを除く4社が米企業のようだ。

 

・一方、日本ではもともと「超高速開発」と呼ばれていた経緯があり、ローコード開発市場に参入している企業がある。ガートナーの分類ではサイボウズのKintoneがニッチプレイヤーに位置づけられているようだ。

 

・ローコード開発プラットフォームとして提供されているツールの多くは、従来のRADなどのようにプログラム開発に特化したものではなく、外部設計、内部設計、開発、テスト、保守運用などの機能を一体的にクラウドで提供する。これにより、ネットにつながれば開発ができるといったように、仕組みが単純化してくるため、ユーザー企業が内製できる範囲が広がるという。アフター、ウィズコロナの在宅勤務とも親和性が高いという。

 

・「素直に採用したところ、ビジネススピードが上がり、収益が拡大した」というようにシナリオ通りにいくのか、あるいは開発や運用上に問題が生じて頓挫する、もしくは大規模なトラブルを起こしてしまうといった負の展開を呼び込む可能性があるのか、など今後の展開が見ものと言えるようだ。

 

IT起業研究所ITInvC代表 小松仁