日経記事「現代人に絶滅人類の遺伝子 ウイルス攻略へ敵か味方か」は面白い。

今から4万年前、こつぜんと姿を消した古代人類がいた。ネアンデルタール人だ。40万~20万年前から進化を遂げ、筋肉質で今の人類よりも脳が大きかった。早い時期にアフリカを旅立ち欧州や中東に進出したが、10万年前に遅れて来た私たち人類(ホモ・サピエンス)の祖先に先を越されて絶滅した。そのネアンデルタール人の遺伝子が突如、現代によみがえったという。

なお、ホモ・サピエンスが勝ち残った要因については、ハラリ氏の「サピエンス全史」、「ホモデウス」が参考になると思う。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65125830W0A011C2MY1000/

ネアンデルタール人の復元像=国立科学博物館提供

 

 

 

「コロナ重症例の一部、ネアンデルタール人由来の遺伝子と関連か 研究」

https://www.cnn.co.jp/fringe/35160338.html

 

コロナ重症化は、ネアンデルタール人から受け継いだ?

https://www.asahi.com/articles/ASNB73TYPNB5ULBJ017.html

 

新型コロナ、日本人や韓国人は重症化し難い=欧州研究所「ネアンデルタール人のDNAが重症化を引き起こす」

https://news.yahoo.co.jp/articles/bff6fdd11c8fa198e6d8250fc5d81877196802c6

 

 

・「現代人にネアンデルタール人の遺伝子が伝わり、新型コロナウイルス感染症で人工呼吸器を必要とするリスクを最大で3倍に高めている」。ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボ教授らは9月末、最新の解析結果を英科学誌「ネイチャー」で明らかにしたらしい。

 

・新型コロナの患者約3000人を調べたデータから、ヒトゲノム(全遺伝情報)を収めた23本の染色体のうち、3番目の染色体にある遺伝子と呼吸不全の関係が疑われていた。ペーボ氏はいう。「約5万塩基対にわたるこの遺伝子は南欧で見つかったネアンデルタール人の標本にも存在した」。

 

・判明した古代人の遺伝子は一部を除く人類の1~4%が持つ。少なくとも両親の一方から受け継いだ人はバングラデシュでは63%に上る。南アジア全体では50%、欧州では16%にもなる。東アジアとアフリカにはほとんどいないという。新型コロナ感染症は無症状で終わる人と重症になる人を何が運命づけているのかが大きな謎だ。死者数は東アジアで少ない一方、欧米やインドはケタ違いに多い。そこに古代人の遺伝子の影が見え隠れするという。

 

・一方、米アリゾナ大学のデービッド・エナード博士は「ネアンデルタール人から受け継いだ152個の遺伝子が、C型肝炎ウイルスのようなウイルスに対する免疫力を高めている手掛かりをつかんだ」と話しているらしい。

 

IT起業研究所ITInvC代表 小松仁