『貧困への逆戻りが起きる』ビル・ゲイツ氏に聞くコロナ下の世界」(ゲイツ財団がレポート、ナショナル ジオグラフィック編集長が聞いた)の内容が面白い。

 

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/091700547/?P=1

https://www.jircas.go.jp/ja/program/program_d/blog/20200923

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/091800549/

 

 

・ビル&メリンダ・ゲイツ財団は2020年の年次報告書「ゴールキーパーズ・レポート」を公開し、新型コロナウイルス感染症の世界的流行(パンデミック)があらゆる指標において人類の健康と福祉に悪影響を与えていると分析した。

 

・極度の貧困、飢餓、ジェンダーの不平等を根絶するために国連が設定した持続可能な開発目標(SDGs)の達成状況を評価するもので、4刊目となる今回は、新型コロナの影響で、その目標のほぼ全てにおいて長年の進歩が後退したと指摘。パンデミックの終息には世界的な協力が必要であると訴えた。

 

・ビル・ゲイツ氏はナショナル ジオグラフィック英語版編集長スーザン・ゴールドバーグとのインタビューに応じ、各国が協力することでいかに今の流れを変えることが可能か、全世界に平等にワクチンを配布すればより多くの命が救われるとはどういうことかについて語った。

 

・「これが終わった後で、分析は行われるでしょう。疾病対策センターは初動対応でつまずきました。おまけに、専門家そっちのけで事態は政治レベルまでエスカレートしてしまいました。そこでは、過ちを認めようという意思は皆無でした。いまだに結果を出すのに24時間以上かかる検査があるのに、『「検査の問題は解決した』」と言いたい気持ちがある。遅れて検査結果を出す検査企業に償還すべきではありません。ですから、私たちはまだ大きく遅れています。」

 

・「専門家に仕事を任せるべきだということはきっとわかったでしょう。また、検査薬やワクチンの製造を速やかに拡大するにはどうすればいいかに関しての研究開発もたくさん行われるでしょう。」

 

IT起業研究所ITInvC代表 小松仁