日経クロステック記事「熱を伝え過ぎる超ゴム、鍵はカーボンナノチューブ 開発:産業技術総合研究所」が面白い。

 

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01410/00005/?n_cid=nbpnxt_fbad_2009n_005&fbclid=IwAR0328dObQJ5Y21CUW4WcEC5OXc0E41DKNBW14ZFiy7jOnxa6Iipiw9vODA

 

・産業技術総合研究所が開発したゴム複合材料は、母材(ゴム材料)とフィラーの双方に工夫を凝らし、ゴム特性を損なわずに金属並みの高い熱伝導性を持たせたという。発熱する部品を実装するフレキシブル基板のペースプレートなどへの利用を見込めるようだ。しかも開発した技術は、熱伝導性以外にも磁性、誘電性などの機能性向上にも役立つとみられる。

 

・熱を伝えるために使ったフィラーはカーボンナノファイバー(CNF)と、カーボンナノチューブ(CNT)の2種の炭素材料。このうち、直径が約200nmと相対的に“太い"CNFを主な熱の回路として、ほぼ1方向に配列させた。CNFの間を直径10〜30nmのCNTでつなぎ、熱伝導性を補ったという。

 

IT起業研究所ITInvC代表 小松仁