「MITTR が選ぶ、未来を形作る 10 大テクノロジー 10 BREAKTHROUGH TECHNOLOGIES 2020」が改めて面白い。
(1)ハッキングされないインターネット
このテクノロジーは、「量子もつれ」と呼ばれる原子粒子の量子的な振る舞いに依存している。量子もつれ状態にある光子を傍受しようとするとコンテンツが破壊されるためハッキングできない。
(2)超個別化医療
ある患者固有の遺伝子変異を治療する、新しい医薬品が開発されている。
(3)デジタルマネー
デジタル通貨の台頭は、金融プライバシーに大きな影響を与える。
(4)アンチエイジング薬
体内の自然な老化プロセスに狙いを定めた疾患治療を試みる薬は、将来有望なことが明らかになってきた。
(5)人工知能が発見する分子
科学者たちは有望な薬品に類似する化合物を見つけようと、人工知能(AI)を活用している。
(6)人工衛星メガコンステレーション
今や人工衛星を安価に製造して地球周回軌道に打ち上げ、数万基まとめて運用することができるようになっている。
(7)量子超越性
グーグルは、量子コンピューターが古典的なコンピューターを凌駕することを初めて明確に証明した。
(8)小さな AI
今や強力な人工知能(AI)アルゴリズムを、手元のスマートフォンだけで実行できるようになった。
(9)差分プライバシー
重要なデータセットのプライバシーを測定する手法。
国勢調査局はデータに不正確さ、つまり「ノイズ」を加える。各年齢や民族の合計を変えずに、ある人を若くして別の人の年齢を高くしたり、白人を黒人として登録したり、その逆にしたりすることもある。ノイズを加えれば加えるほど、再識別は難しくなる。
差分プライバシーは、ノイズを加えたときのプライバシーの増加量を測定することで、このプロセスを厳密にする数学的手法だ。この手法はすでにアップルやフェイスブックが活用しており、具体的なユーザーを特定することなく、集計データを収集している。
(10)気候変動アトリビューション
研究者は、異常気象が気候変動の影響によるものかどうかを、見極められるようになった。
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
