WiL共同創業者兼CEO 伊佐山元さんが、「レストランと技術革新」について話しているのが面白い。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO62719560X10C20A8XY0000/?fbclid=IwAR0uIf_mrCjD_5R0YlieRr1-BjsQEERSpmO9cnwDUuTk7dCC0Ffyy9m0WTU

 

 

 

・10年以上シリコンバレーの多くの起業家やベンチャーキャピタリストと、テクノロジーが社会を豊かにする夢を語り、その実現のために、多くの投資を決めたレストランがつぶれたという。

 

・ベンチャー投資は、ビジネスモデルの評価や、事業の市場規模、背景にある技術の優位性などの論理的なファクト分析が中心だと思われがちだ。

だが、創業してから日の浅いアーリーステージの投資は、創業メンバーの人物評価や特にその人の性格、人生観、世界観、夢などを理解し、共感することで決めることが多い。投資判断の要素を100とすると、60%くらいは創業メンバーの人間性への評価と相性と言っても過言ではないという。

 

・今はやりのZoomをはじめとしたビデオ会議システムの問題は、この人間性評価において、あまり役立たないということだ。一緒に食事をすれば、料理の頼み方から品性を感じ、ウエーターへの対応から人柄を知り、食事中の会話から教養の深さを理解し、酒を飲めば、本性を垣間見ることができるかもしれない。

投資後も降りかかる難題や困難に対するストレスの吐口や、コーチングする環境としても、堅苦しい会議室などよりも、快適なレストランは最高の場だったという。

 

・技術がいかに進化しようとも、オフィスでのたわいもない会話や、ランチでの身の上相談、飲み会やカラオケでの人と人の交流がなくなっては寂しいと思う。特に知と知の偶発的な衝突は、人がたわいもない雑談をしている時や、異業種の人間とのリアルな交流時に起きることが多い。これはイノベーションの原則であるというのは的を射ていると思う。

 

IT起業研究所ITInvC代表 小松仁