日経BPの市嶋 洋平シリコンバレー支局長が、「新型コロナ後の新常態、早くも『Zoomの次』探るシリコンバレー」と紹介している内容が面白い。

 

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00137/072700005/?P=1

ビデオサービス「mmhmm(ンーフー)」を立ち上げたエバーノート元CEOで創業者のフィル・リービン氏(出所:YouTube)

 

フィル・リービン氏にインタビューした際のスクリーンショット。グラフを表示した画面内に、利用者を映し出すことが可能

 

・「Zoomでは物足りない」として2020年7月7日、新星のように現れたのが「mmhmm(ンーフー)」というビデオサービス。開発したのは、クラウド文書サービスのエバーノート元CEOで創業者のフィル・リービン氏。

 

・シリコンバレー屈指のベンチャーキャピタル(VC)であるセコイアキャピタルの担当者は、リービン氏がプレゼンテーションをしたその場でmmhmmへの投資を決定。米ツイッターの共同創業者であるビズ・ストーン氏など著名な個人投資家を含めて総額で450万ドル(約4億8000万円)を一瞬にして集めたという。現在、ベータテストの段階で約1000人限定で提供しており、10万人以上が試用を待っている段階だという。

 

・シリコンバレーのVCであるNSVウルフ・キャピタルの校條浩マネージング・パートナーは「初期段階のスタートアップは顧客がいないので開発に注力している。日本の中小企業と違って、多くは1年かそれ以上の運転資金を持っている。こうしたスタートアップからコロナ後に様々な先進的なサービスが出てくる可能性が高い」と話す。

「日本企業は思考停止状態に陥っているのではないか。多くの日本企業は攻めもしなければ、戦略的な守りもしていない。森でクマが出てきて死んだふりをしているような状態だ。新型コロナの影響はいずれ薄れるだろうが、そのときに新常態への対応で大きな差が出る」と危機感をあらわにするのは、尤もだと思う。

 

IT起業研究所ITInvC代表 小松仁