経済産業研究所RIETIのノンテクニカルサマリー 「医療における人工知能の受容性」の内容が興味深い。
岩田 和之 (松山大学)
森田 玉雪 (山梨県立大学)
鶴見 哲也 (南山大学)
馬奈木 俊介 (ファカルティフェロー)
https://www.rieti.go.jp/jp/publications/nts/20j021.html?fbclid=IwAR0SPCVeaOvcEmHIqZHy3IP5Yy5bHZOcHIdWuIE1nWkXcoDfb_yJa9Oixzc
・人々は医療サービスを構成する要素のうち、診断の信頼性を最も重視しており、次いで医師との2種類の対話を重視していることが示された。ただし、対話については人々の属性によって多様な評価結果が示された。女性と高齢者は後半の対話(診断・治療)を重視する一方で、若者は前半の対話(問診、診察、検査)を重視しているという。
・余命(「悪い知らせ」)を宣告される際に、人々は医師からの宣告を好み、人工知能ロボットに言われるなら正直に宣告されたいことも示された。ただし、人工知能ロボットに余命を宣告される場合には、好まれるロボットの形態(人間型・ロボット型、ペット型・スピーカ型)は状況によって異なることも示された。「正直なAI」と「様子を見る(場合によって答えを変える)AI」の場合は、ロボット型が最も良い。「正直なAI」では人間型が、「様子を見るAI」ではペット型が嫌われている。「余命を長く言うAI」はいずれも好まれていないという。
・当初は、患者に「正直なロボット」と「人間の医師」を選択してもらい、将来、技術進歩により、AIが道徳的な判断をすることが可能となった時点で、患者の選好に応じて最適な様式のAIを担当させるのが望ましいと考えられるという。
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
