WIRED記事「グーグル『Duplex』が浸透すれば、ボットと人の区別がつかない未来がやってくる」が興味深い。

https://wired.jp/2018/11/05/google-duplex-pixel-smartphone/?fbclid=IwAR1WQuzSOCWQG8I9EBOBAYRSU_ovxekuCP3PmU173NxhID-kOYjswGQIBdE

 

 

・グーグルの電話予約代行ソフト「Duplex」の提供が、米国の一部地域で年内にも開始されるらしい。「人間と区別がつかない」と話題になったこのボットが電話をかけ始めたとき、わたしたちの生活はどう変わるのか興味深い。

 

・「ええっと、明日食事の予約を入れられますか?」

女性の声で尋ねたのは、人ではない。グーグルが開発した「Duplex」という電話代行ソフトウェアだ。

 

Duplexは最初に「わたしはグーグルの自動予約サーヴィスです。この通話は録音させていただきます」と、電話の相手に知らせてから会話を始めている。だが、それ以外はほとんど人間と区別がつかないようだ。

 

・グーグルの発表によると、Duplexは年内にニューヨーク、アトランタ、フェニックス、サンフランシスコ・ベイエリアで、同社のスマートフォン「Pixel」で利用可能になるという。

 

Duplexは、アップルの「Siri」の競合であるGoogleアシスタントの機能として搭載される。いまのところDuplexが電話をかけるのは、オンライン予約を受け付けていないレストランに対してのみらしい。

 

・ケンタッキー州ルイヴィル大学のサイバーセキュリティー研究所所長、ローマン・ヤンポルスキーは、人間らしく電話をかけるボットに自ら正体を明かすことを義務づける法律を制定すれば、企業がそのようなボットの利用をある程度は控えるのではないかと考えている。

実際にカリフォルニア州は、ソーシャルプラットフォームで使用されるボットに、自らの正体の開示を義務づける州法を通過させたばかりだという。

 

IT起業研究所ITInvC代表 小松仁