ベンチャーキャピタリスト/STRIVE 代表パートナーのTatsuo Tsutsumi さんが、「絶対リターンかIRRか?」とnoteしている。内容が面白く参考になると思う。
https://note.mu/tatsuken0205/n/n4853a9b6f695?fbclid=IwAR1_hD87T0wsSdMNfOEMzQ_cshfeuqorGO4QgGkRKKtlw_dtcfT3efmr28U
・仕事柄、よく起業家の方にVCはどれくらいのリターンを求めているのですかと聞かれるのですが、投資ステージによっても全然異なるのですが、シリーズAの投資を専門とする私しては、最低10倍のリターンとお答えしています。仮に1億円の投資した場合に、10億円のリターンは必要だよということです。
・昨今IPOまでの期間が長期化しているので、仮にIPOまで8年かかるとすると、10倍のリターンで、IRRベースで約33%になります。グローバルで見ると、機関投資家がVCというアセットクラスに求める一般的な期待リターンが約30%なので、それに準じている感じになります。
・もちろん全てが上手くいくわけではないので、実際には、20-30倍程度以上のリターンを出すものも複数必要になってきます。ちなみに、私の個人的な過去5年のトラックレコードいいますと、一番低いIRRで4%、高いところで200%超で、中央値でみると70%くらいになります。結構ボラタリティが激しいものですね。
・VCの志向としては、リターンの絶対額を目指すものの、ファンドレイズの観点から、タイミングによっては、一部の長期的に見込まれる大きなリターンの可能性を捨てて、短期の確実なリターンを得ることを志向することもありえるということです。
・一方で、起業家の方の立場からすると、上記のVCの行動原理を知っておいた上で、いつ設立されたファンドなのか、設立して何年くらい経っているによって、自分達のEXITの際にも多少なりとも影響があることを知っておいても損はないと思います。
*内部収益率(Internal Rate of Return、IRR)法
https://ja.wikipedia.org/wiki/内部収益率法
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁
