「知性を宿す機械 The US military is testingstratospheric balloons that ride the wind so they never have to come down 宇宙の手前で漂流し続ける米軍の次世代『成層圏気球』」というMIT Technology Review記事が面白い。

 

 
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初期の成層圏気球は1950年代に米国航空宇宙局(NASA)が飛ばしており、今でも科学的任務に使用されているらしい。
 

また、グーグルの親会社アルファベットが所有する「プロジェクト・ルーン(ProjectLoon)」 は、ハリケーン「マリア」で被災したプエルトリコに気球を飛ばし、モバイル通信の提供に成功しているという。

 
DARPAが開発中の「ALTAAdaptable Lighter-Than-Air balloon:調整可能な空気より軽い気球)」プログラムのデバイスは、センサーを使って遠距離から風速と風向を検知でき、定点に留まるために必要な調整ができるようだ。
 
ストラットOAWLStrat-OAWL:成層圏光学式自己共分散風ライダーの略)と呼ばれるDARPAの風センサーは、もともとはNASAの衛星用に設計されたセンサーを新しくしたものらしい。
 
「成層圏気球は将来、今日の民間航空機と同じくらい当たり前の存在になると思います」と、ALTA気球の本体を作ったレイブン・エアロスター(Raven Aerostar)が言っているので、夢かもしれないが期待したい。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁