Forbes記事「世界初『宇宙葬』特化の人工衛星、スペースXで打ち上げへ」が面白い。
社会的意義としては人様々な受け取りがあるだろうと思うが。
 

 
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サンフランシスコの企業Elysium Space(イリジウムスペース)が運営するプロジェクトでは、顧客は1グラムの遺灰を封入するための専用カプセルに対して2500ドルの費用を支払うらしく、葬儀関連に特化した衛星の打ち上げは、これが世界初になるという。
 
遺灰が宇宙に送られるケースは、これが初めてではなく、1998年には、天文学者のユージン・シューメーカーの遺灰が、NASAのルナ・プロスペクタープロジェクトで、月に送られている。
 
1930年に冥王星を発見したクライド・トンボーの遺灰も、2006年に冥王星に向けて打ち上げられた宇宙船、ニューホライズンに積み込まれていたという。
 
しかし、それらの遺灰は他のプロジェクトに相乗りするかたちで宇宙に送られたもので、宇宙葬に特化した衛星としては、キューブサットと呼ばれる数キログラム程度の小型人工衛星で「Elysium Star 2」と名づけられているが、史上初のものになるという。
 

Elysium Spaceの創業者ThomasCiveitNASAに勤務歴を持つ人物で、打ち上げにはスペースXのファルコン9ロケットが用いられ、その他の約60の衛星とライドシェアするかたちで、121日以降の打ち上げが予定されているらしい。

 
Elysium Star 2は高度約550キロメートルの極軌道(Polar Orbit)に放たれ、地球のまわりを周回、衛星の位置は専用アプリから把握可能で、いつ頭上を通過するかが分かるようで、Elysium Star 2は数年の間、軌道上に存在し続ける予定という。
 
Elysium Spaceは将来的に、月面に遺灰を送る野望も描いており、米国のAstrobotic Technologyと提携し、2019年には月面を走行するローバーに遺灰を搭載する計画だという。
 
こういった取り組みが、宇宙ごみを増やすと懸念する声もあるが、Elysium Spaceの衛星はいずれ大気圏に再突入し流れ星となるため、スペースデブリ(宇宙ごみ)化の心配はないという。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁