MIT Technology Review記事「Waymo’s cars drive 10 million miles a day in a perilous virtualworld 走行距離でメーカーを圧倒、グーグルの自律自動車はバーチャルでも最強だった」(Will Knight  AI担当上級編集者)が興味深い。


アルファベット(グーグル)傘下の自律運転開発会社ウェイモ(Waymo)は、2009年以降、1610万キロ以上の走行距離を達成したこと、さらに毎日、実際の道路での走行距離と同じ距離を、現実世界を模した広範なバーチャル世界の中で走行していることも発表したらしい。
 
201710月には、一部車両からセーフティ・ドライバー(安全確保のために同乗しているドライバー)を省いた初の会社となっているようだ。
 
アリゾナ州フェニックスでは、400人程度が、ウェイモの完全自律型ロボタクシーを日々の足代わりに利用しているという。
 
ただし、ウェイモをはじめとする自律運転開発会社が直面する状況は、依然として、現実と人工知能(AI)の間に存在する大きな隔たりを鮮明に思い起こさせるというのも尤もだと思う。
 
さらに数十億キロの公道走行とバーチャル試験を重ねていくか、より高度なAIが開発されないことには、いつまでたっても自律運転車は予期せぬ事態に遭遇したときに簡単に身動きがとれなくなるだろう、ウェイモや他の企業は、そうした不確実性を排除せねばならない、という指摘は的を射ていると思う。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁