MIT Technology Review記事「Future robo-taxis could charge themselves and help balance theelectric grid 充電さえも完全無人化、未来のロボタクシーはここまで進化する」で紹介されている、ワイトリシティ(WiTricity)というスタートアップ企業が面白い。

 

 
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磁気共鳴と呼ばれる充電方法では、送電網から電線を介して地上の銅コイルに給電し、磁場を形成してエネルギーを取り入れ、自動車の底部に取り付けられた別の銅コイルが磁場の範囲内に入ると、車両側の銅コイルに電流が発生して自動車のバッテリーが充電される仕組みである。
 
ワイトリシティ以外にも、磁気共鳴によるワイヤレス給電システムに取り組んでいる企業は存在するが、ワイトリシティによると、同社のテクノロジーはあらゆる車種、モデルに対応し、重要な安全性に関する機能(たとえば、子どもや動物がコイルとコイルに挟まれていた場合、充電器を自動停止する)を備え、アスファルトまたはその他の舗装を介してエネルギーを供給できるという。
 
さらに、ワイトリシティの充電器は、頻繁なメンテナンスが不要で、安全性の懸念を引き起こさず、銅窃盗の標的にされることもなく、駐車場やガレージ、道路に設置できるとしている。
 
さらに、このテクノロジーを道路と統合することで、自動車が走行中に充電できるようにするアイデアを持っているらしい。
 
さらに野心的な目標は、自動車を移動型の電力バンクにすることで、電気自動車を本質的に、電力消費のピーク時まで電力を蓄える電池にしようという考えのようだ。
 
電力消費がピークを迎えたときに、電気料金の支払いと相殺したり、次回電気自動車に充電する際に無料にしたりする代わりに、電気自動車に蓄えた電力の一部を送電網に送り返す、電気自動車によるこの種のエネルギー伝達は従来型のプラグイン充電器でも可能だが、ワイヤレスによる電力のやり取りは理論上、特に自動車が自律的に走行するようになれば、より迅速かつ簡単になるという。
 
ワイトリシティは世界大手10社のうち9社を含む、12社以上の自動車メーカーと提携しており、取引のほとんどは、20183月にヒュンダイ(現代)自動車が同社の電気自動車「コナ(Kona)」を使って実証したワイヤレス充電システムのような研究開発用途だが、BMWは現在、特定の地域の顧客だけが購入できるハイブリッド電気自動車を販売していて、ワイトリシティの技術を組み込んでいるらしい。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁