茂木健一郎さんが、どうすれば、たくさんの言葉の中で生き生きとした「生」を確保できるのか、脳の仕組みから、一つの提案ができる、それは、「感情のタグ付け」だというのは面白い。
 

 
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もともと、脳の中で感情の中枢である「扁桃体」と、記憶の中枢である「海馬」の間には密接な関係があるらしい。
 
接する言葉のうち、気になったものを扁桃体がタグ付けして、その情報を海馬に送る、このような感情の処理は、大脳新皮質に比べて時間的に「先回り」していることが知られているという。
 
「今から大脳新皮質で処理される言葉は、感情的に重要ですから、注意してください」というような情報を、海馬に送る、海馬は、大脳新皮質と共同して、入ってくる言葉を記憶し、定着する、だから、心が動かされ、感情のタグ付けがされた言葉は、それだけ強く記憶されることになるようだ。
 
中西隆裕選手が発した「大迫半端ないって!」は、自分の気持ちをただ素直に表現したものだろう。
 
西野朗監督の「ベルギー戦が終わった後の背中に感じた芝生、見上げた空の色は忘れるな」も、メディア向けに練り上げられたものではないだろう。
 
むしろ、意識せず、自然に出てきた言葉だからこそ、その人柄が素直に伝わってきて、聞く者の心を動かし、印象深い言葉として記憶されたというのは、尤もだと思う。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁