関 満博一橋大学名誉教授が、日本から中小製造業は消えてしまうのか、IT関係を含め創業意欲が非常に低下している、数が減る一途なのは初期投資額が大きすぎるから、創業が旺盛といえるのは介護福祉のみだが介護保険制度の中でやっているのだから事業ともいえなくほとんどボランティアみたいなもの、日本の中小企業の価値は突き詰めれば社長であったり特定の技術者の価値であることも多い、現場に行くと日本での承継の難しさをしみじみ感じるなどの点を指摘しており、実に厳しい状況と改めて感じる。

 
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中国の深センに行きその熱気にくらくらした、もう民間企業が3万社を超え、その多くがまず外資に勤めての独立組、開発部隊を含めてMAが盛んなのもいいところだ、など彼我の差が大きすぎて話にならない。
 
承継に関し、最初に何代目かを聞き、これから先30年経営者をやりきれるかと問い、親の事業は30年前、一昔前の事業だから時代が変われば変わる、最大の資産は親が築いてきた信頼と、事業家の家に生まれた可能性、それをベースにして新しい枠組みの中で可能性を追求できる事業に劇的に変えていくことだ、これはサラリーマンではできない、事業家の家に生まれたからこそできると鼓舞している、というのは、ご苦労ですがよろしく指導して頂きたいとしか言えない。
 
IT起業研究所ITInvC代表 小松仁